活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第281号

タイと日本の看護大学院生交流:共に看護を学ぶ・伝える

大阪府立大学地域保健学域 看護学研究科
教授 志田 京子さんからの報告

 大阪府立大学地域保健学域・看護学研究科では、さくらサイエンスプランの支援を受けて、タイ王国マヒドン大学シリラート校、ラマティボディ校から各2名、計4名の大学院生(専攻:精神看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学)と教員(准教授)1名を招へいし、2018年10月29日から11月7日の10日間の日程で学術・文化交流を行いました。本研究科では、相互の医療や看護、保健事情について情報交換をすることで、自身の研究テーマの展望を開き国際的な研究へと発展させる緒とする目的で2018年より「異文化看護フィールドワーク」を選択科目として新規開講し、5名が受講しました。学生らは後述するプログラムに同行し、積極的に交流活動に参加しました。

<1日目>

 関西国際空港から宿泊先のホテルまで本学の学生が案内しました。

<2日目>

 大阪府看護協会の視察に行きました。大阪府看護協会では国際交流活動を積極的に推進しています。相互の看護職の職能団体の活動についてその違いや共通点について活発な討論がなされました。午後には大阪城見学をいたしました。

大阪府看護協会長、専務理事らと記念撮影

<3日目>

 午前中は市立羽曳が丘小学校の児童らと交流をいたしました。タイ学生は民族舞踊を、小学生らはリコーダー演奏を披露し楽しいひとときを過ごしました。午後には羽曳野キャンパスに戻り本学学生が主催したウエルカムパーティに参加しました。教員も参加し本学とマヒドン大学との長年の交流について紹介しました。

<4日目>

 中央区にある緒方洪庵記念財団が運営する徐痘館記念資料室を訪れ、日本の歴史的な公衆衛生活動について知見を広める機会となりました。

<5日目>

 それぞれの専攻に合わせた病院の見学を実施しました。浅香山病院、りんくう総合医療センター、大阪発達総合療育センターで日本の精神看護、成人看護、小児看護について、それぞれの場で従事する看護職からのガイドを受け、看護実践の状況についての学習の機会をもちました。

浅香山病院前にて引率教員、招へい教員、学生で記念撮影

<6日目>

 午前は中百舌鳥キャンパスでの白鷺祭に参加し学長と国際交流機構長への表敬訪問を行いました。午後は大阪の重要文化財である国立文楽劇場で観劇をいたしました。

学長室にて学長へのプレゼントを渡し記念撮影

<7日目>

 フリータイムでした。本学院生有志とともに京都散策を楽しみました。

<8日目>

 午前は院生の研究発表会を行いました。マヒドン大学院生の研究計画発表を通じてディスカッションを深めました。発表会の終わりに研究科長より修了証授与式が行われました。午後は本学院生主催の送別イベントが行われました。たこ焼きを作ったり、タイの民族舞踊を一緒に踊ったりして、交流を深めました。

修了証の授与

<9日目>

 午前は招へい教員より国際看護セミナーとして。学類2年生を対象に「Diversity Management in Thailand」と題した多様性を活かすことの意味とコミュニケーションの理解に関しての講義をしていただきました。英語での看護の授業に学生は大きな刺激を受けたようです。午後は院生対象のゼミナールとして、同じテーマでタイと日本の現状について学生同士でディスカッションをいたしました。

Dr. Supapakからの講義

<10日目>

 ホテルから空港へ向かい、タイに帰国されました。最後に、このプロジェクトに携わったみなさまに感謝いたします。今後もSakura Science Programを通じた継続的な人的交流が大きな力を生み出すことを願っています。

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