活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第272号

歴史観光都市のランドスケープデザイン提案を通した国際学術交流

東京都市大学都市生活学部からの報告

 マレーシア工科大学からランドスケープアーキテクチャを専攻する10名の学生を招き、国際学術交流を行いました。東京都心部おける歴史景観の保全手法とヒートアイランド対策、皇居お堀の浄化技術の視察、小江戸川越における歴史的街並み保全の研修などを通じ、関連する先端的な知識や技術を学びました。そのアウトプットとして、東京都市大学の学生と共に歴史都市鎌倉のランドスケープデザインについて共同提案を行いました。期間は、2018年11月3日から9日までの7日間でした。

写真1

1.学内・学外におけるレクチャーと現地視察

 本プログラムの主テーマは「アジア圏の歴史観光都市における環境デザイン技術についての共同研究を通じた文化・国際交流」でした。日本のアーバンデザインに関する先行事例や技術と、熱帯雨林気候のマレーシアでランドスケープアーキテクチャを専攻する学生のアイデアを交換しながら、年々暑さが厳しくなる夏季の東京近郊の歴史観光都市における「景観を保全しながら涼しく歩けるランドスケープデザイン」についての共同提案を目指しました。

 それに先立ち、歴史景観保全、環境デザイン、観光都市の集客を専門とする教員によるレクチャーを通じ、日本の先行事例や関連する先端技術について学び理解を深めました。また、東京都心部の大丸有エリア(大手町・丸の内・有楽町)で歴史的建物と調和したヒートアイランド対策の先端事例や皇居お堀の浄化技術の視察や、小江戸川越や古都鎌倉を訪れフィールドサーベイを行い歴史的街並みの保全手法について目で見て肌で感じました。

写真2 鎌倉の歴史と集客に関する学内レクチャー
写真3 皇居お堀の浄化施設視察

2.混成学生チームによる鎌倉の新しいランドスケープデザイン提案

 東京都市大学都市生活学部の学生と混成の2チームを作り、レクチャーや現地視察を通して学んだ知識や技術を活かしながら、鎌倉の街並みについての現状把握、問題点の抽出や分析についてディスカッションをし、将来のランドスケープデザイン提案につなげるデザインワークショップを行いました。

 最終日には、2チームによる成果発表会を行い、それぞれ「快適で歩きやすい歴史景観都市のランドスケープデザイン」と「グリーンインフラを活用した歴史景観都市の自然景観デザイン」と題して発表を行いました。その成果は各チームA1パネルにまとめられました。

写真4 学生混成チームによるワークショップ
写真5
写真6
最終成果のA1ポスター

3.参加者の感想

(1) ムハマッド アティキさん(マレーシア工科大学学生)

 This program is very informative and provide great experience for students. I receive a lot of experience and knowledge regarding culture、 technology and environment besides having fun and join the good time together with local friend and also Japanese friends. It is good experience for me as we first time come visit Japan. I hope、 this program can be repeated and opportunity is provided to other students who wish to join this program in the future.

(2) コッ チアインさん(マレーシア工科大学学生)

 This program was well-organized and successfully held. I would like to thanks Japan Science and Technology Agency and Tokyo City University for the financial support and all the preparation of Sakura Science Program which provides opportunity for the students to have an exchange program in Japan. Students are able to widen their knowledge and explore more about Japan culture and development. I have enjoyed the program、 Japan environment and glad to meet the TCU students. It's memorable moments and I wish to visit Japan again.

(3) リー ヨクライ上級講師(マレーシア工科大学教員)

 I am glad to give a great chance to join my first Sakura Science Program (SSP) with 10 Landscape Architecture students from Universiti Tekologi Malaysia (UTM). SSP provides a good platform for cultural exchange、 and yet for expanding academic opportunity and research networking with the host Tokyo City University. I am looking forward to exploring more Japanese science and technology in my academic and research in Japanese Universities.

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