活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第270号

再生可能エネルギーの創出を目指すチーム研修型体験プログラム

大阪工業大学工学部応用化学科からの報告

 2018年11月3日(土)から12日(月)までの10日間、さくらサイエンスプランの支援を受けて、インドネシア・スラバヤのウィドヤ・マンダラ・カトリック大学(WMCU)から6名の学部生を大阪工業大学工学部応用化学科(OIT)に招へいし、OITの学生諸君とともに「再生可能エネルギーの創出を目指すチーム研修型体験プログラム」に取り組みました。

写真1 大阪工業大学の正門で撮影

 まず初めに、関西空港から大学所有の寮(国際会館)に移動し、入寮しました。バストイレ、キッチン、デスク、ベッドまで備え付けられているシングルルームでしたので、インドネシア学生諸君はホテルのようだと大喜びでした。次に、OIT大宮キャンパスに移動して、プログラムを開始しました。オリエンテーションでは、開会式、スケジュールの確認、自己紹介、グループ分け、大学、研究室、大阪の見どころなどが紹介され、これから始まるプログラム概要の説明をしました。キャンパスツアーでは、淀川や大阪市内を一望できる展望施設に驚きの連続でした。夕方には、歓迎会を催しました。日本人学生諸君がたこ焼きをふるまったり、日本や関西、大阪に関するクイズをしたりして盛り上がりました。

写真2 歓迎会でクイズに参加する学生諸君

 実習では、「種々の太陽電池の作製」を体験する課題に取り組みました。課題に取り組む前には、東本慎也准教授から太陽電池の基礎と最近の研究例を講義いただき、参加学生は食い入るように興味深く聴講しました。次に実際の課題実験として、無機量子ドット型および有機色素型の太陽電池を作製することを目的に、合成実験や特性評価など、研究室に分かれて体験を行いました。実際に研究室で電池特性を測定したときには、ソーラーシミュレーターによる光照射で電気が流れることを確認出来て、感動の連続でした。

写真3 太陽電池動作確認実験

 実験の合間には、OITで長年留学生向けに日本語講義を担当している非常勤講師から初歩の日本語について学びました。また、OIT梅田キャンパスも訪問し、高層ビルからの大阪市内の景色を堪能し、最新かつ綺麗なキャンパスに驚いた様子でした。

 大阪滞在最終日は、実習の成果ならびに大阪で体験したこと、およびインドネシアとWMCUについて、英語で発表しました。学生さんは少々緊張した様子でしたが、英語でのプレゼンテーションを行っていました。その後、インドネシアの学生さんからは、美味な日本食や日本文化が体験できたことを喜ぶコメント、そして何より、「また日本に戻ってきて、大学院などで勉強して日本の会社に就職したい」など、喜ばしい意見も寄せられました。日本人学生諸君は、英語によるコミュニケーション能力を更に身に付ける必要があると感じたらしく、今回のプログラムで身をもって体得できたことは、交流プログラムをOITで受け入れて開催した甲斐があったのではないかと思います。

写真4 プレゼンテーション風景

 翌日からの2日間は、東京へ移動してJST主催のサイエンスアゴラに参加しました。OITサイエンスアラカルトエコールプロジェクトメンバーによるアクアボール作成プログラムに参加し、日本人学生諸君とインドネシア学生諸君が一緒になってプログラム運営を行いました。小学生を中心として多くの参加者が来訪してくれたおかげで、学生諸君は丁寧に化学の面白さを伝える技術を学びつつ、実験教室運営の体験もできました。最後に閉会式と表彰式を行い、インドネシア学生諸君に修了証を授与しました。

写真5 サイエンスアゴラに参加

 最後になりますが、チーム研修型体験プログラムを遂行するにあたり、多大なるご支援を賜りました さくらサイエンスプランに心より感謝申し上げます。この貴重な経験を糧にして、双方の学生さんがグローバル社会で活躍できる素養を、さらに身に着けていくことを期待します。

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