活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第251号

中国の若手研究者がIoTを用いたヘルスケアプラットフォームを学ぶ

九州大学からの報告

 九州大学システムLSI研究センターでは、2018年10月21日~27日までの7日間、さくらサイエンスプランの支援を受け、「IoTを用いたヘルスケアプラットフォーム」を実施しました。大連医科大学から研究者11名を招へいし、当センターが研究開発を進めるIoTの導入効果に関する講義と見学、導入企業との意見交換等の活動交流を行いました。

写真1

<講義>

 招へい者は九州大学およびヘルスケア関連企業による、下記内容の最先端講義を受講しました。

  • 九州大学の概要及び九州大学のキャンパスつくりのコンセプト、新キャンパスの構成、機能、特徴
  • 日本政府の地域ヘルスケアへの取り組みと取組の背景、九州大学医学部の地域ヘルスケアへの取組み、研究内容
  • バングラデシュにおけるBOP向けヘルスケアへの取組みについての目的、内容、成果
  • 日本の高齢化事情とそれによる政府の財政事情変化、それに対する政府施策「地域包括ケア」とそこにおいて薬局に期待される役割、日本の薬局の具体的取組等について
  • 携帯通信キャリアであるNTTdocomoのヘルスケアビジネスへの取組みの背景と取組内容、ヘルスケアに関する技術開発状況
  • 工業高等専門学校の役割と工業高等専門学校及び自らの研究室におけるロボットの研究開発状況、ロボット技術の医療、ヘルスケア分野への適用状況
  • 国内中堅医療機器メーカの代表者による健康状態測定機器の開発動向と、開発の成功事例・失敗事例、最新製品の開発状況、開発における医療、研究機関と医療機器メーカの連携方法等についての講義
  • 社会保障費負担軽減を目的とした、日本政府の企業に向けた健康経営指導とそれを受けた企業の動き、実際の事例と、九州大学らと共同で進めるヘルスキオスク事業に関する取組
  • 日本企業におけるヘルスケアニーズと健康経営の取組み、ヘルスケアサービス会社のサービスの実態、医師として未病者健康対策への考え方等について
  • 画像処理技術を用いた健康状態測定の仕組みと、動物における体形と肉の状態の相関関係に関する研究成果について
写真2

<先端病院見学>

 3つの先端病院を見学し施設の説明を受けました。

  • 九州大学病院の先端技術、アジアとの連携に関する説明、先端施設見学
  • 福岡大学病院の働く女性のヘルスケアを主目的とした博多駅クリニックの業務内容の説明・クリニックの先端施設及びサービス内容見学
  • 中国の富裕層を受入れ先端健康状態計測機器を用いて健康検査サービスを実施している古賀病院21のサービス内容等の説明、施設及びサービス内容見学
写真3
写真4

 交流会では食事を取りながら、大連医科大学側と民間企業、大学関係者とで今後のヘルスケアサービスの在り方に関して意見交換会を実施しました。7日間という非常に短い期間でしたが、本プログラムを通して、IoT情報技術のヘルスケアへの適用性可能性とその技術について理解を深めてもらうことができました。招へい者にも大きな刺激となったようです。今回の交流活動により、当センターと医工連携を深め、国際共同研究の更なる進展に繋がることを期待しています。

写真5 修了式にて
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