活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第250号

水産学を担うミャンマーの若手研究者の持続的人材育成プログラム

東京海洋大学からの報告

 東京海洋大学では、さくらサイエンスプランによるご支援により、東南アジア有数の水産国ミャンマーから教員1名、研究者1名、大学院生2名を招へいし、2018年10月22日(月)から10月30日(火)の日程で科学技術体験コースを実施しました。本コースは3年間のプランで、今回はその最終年度です。

写真1 品川キャンパスにて

 東京海洋大学はこれまでに同国のモーラミャイン大学、農業・灌漑・牧畜省水産総局、ヤンゴン大学、ミャンマー海事大学と国際交流協定を締結しており、本コースではこれらの組織から各1名ずつを毎年度招へいしています。なお、本コースは今後の同国水産業を科学的な立場から支えることのできる若手研究者の持続的な育成に貢献することを目的としています。

<初日>

 参加者はヤンゴンよりバンコクを経由して羽田空港に18時すぎに到着しました。空港では本学教員と在学ミャンマー人留学生が出迎え、直接ホテルに向かいました。宿泊場所は京急線の青物横丁駅に隣接する英語対応可能なホテルです。

<2日目>

 東京海洋大学品川キャンパスのセミナー室で本プランに関するオリエンテーションを行いました。その後参加者はマリンミュージアム、水理模型実験棟、学部2年生の学生実験、さらに東京港に停泊する本学の付属練習船神鷹丸(986t)などを訪れレクチャーなどを受けました。

写真2 練習船神鷹丸にて

<3日目>

 東京港に停泊中の付属練習船海鷹丸(1886t)と越中島キャンパスを訪れました。越中島キャンパスでは、ミャンマーから留学中の博士後期課程の大学院生からの研究内容の紹介、重要文化財明治丸、さらに明治丸記念館も訪れレクチャーなどを受けました。

写真3 重要文化財明治丸船内にて

<4日目>

 日本水産(株)八王子総合工場を訪れました。魚肉ソーセージその他の加工工場の見学を行い、レクチャーなどを受けました。午後からは日本科学未来館の見学を行いました。

<5日目>

 静岡県吉田町を訪れました。本学の水圏科学フィールド研究教育センター吉田ステーションにてウナギなどの温水性魚類養殖および食品加工設備に関する研究・実習設備を見学しながらレクチャーなどを受けました。その後近辺の養鰻場や水産物の小売店を訪れました。

写真4 吉田ステーションにて

<6日目・7日目>

 土日のため公式行事はなく、本学のミャンマー人留学生他と都内各所や鎌倉大仏などを訪れました。

<8日目>

 品川キャンパスにて水産生物に関するレクチャーなどを受けるとともに魚類の飼育実験に関する実験設備などを見学しました。最後に本プランのアンケート作成、報告会、意見交換などを行い、国費留学生制度の説明も受けました。

写真5 品川キャンパスにて淡水魚養殖のレクチャー

<9日目>

 ホテルからJR品川駅を経て成田空港へ向かいました。午前の直行便にてヤンゴン国際空港へ向け出発し、全日程を終了しました。

 東京海洋大学とミャンマーとの交流活動は、さくらサイエンスプランなどの複数の外部資金を活用して行われています。さくらサイエンスプランの参加者からは、国費留学生として現在までに2名が来日しており、今後の更なる展開が期待されます。

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