活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第228号

タイの学生がものづくりにおける先端技術とデザインを体験

名古屋市立大学からの報告

 2018年9月2日から11日までの10日間、さくらサイエンスプランによる交流活動として、タイ南部の国立プリンスオブソンクラー大学人文社会学部の学部生6名と1名の教員(引率者)、国立プリンスオブソンクラー大学教育学部付属高等学校の高校生6名と1名の教員(引率者)の合計14名を招へいしました。

 今回のプログラムでは、3Dスキャナや3Dプリンタを使用するラピッドプロトタイピングの体験ワークショップとVR機器、モーションキャプチャなど、最新鋭の機器の実践体験を主軸とした活動を行いました。ラピッドプロトタイピングやVR機器、モーションキャプチャを始め、今回の交流活動内で体験する主要な項目については、現地の教員と緊密に連絡を取り、事前学習を十分に行いました。そのため、ラピッドプロトタイピングの体験ワークショップやVR機器、モーションキャプチャの実践体験では、事前学習した知識があった上で実際に体験をしたので、理解が深まった様子でした。

写真1 VRコンテンツの制作実習

 タイは、日系企業も多く進出し、日本の製造業との関係も深く、生徒・学生にとってもなじみがあります。そこで、今回は日本の製造業や第4次産業革命に関する最新の情報や知識を得るために、デンソーの工場見学や、将来の日本への留学や日系企業就職への動機づけになりうる特別講演を受講しました。

写真2 特別講義の受講

 工場見学では、最新の安全技術を体験したり、製造工程を見学し、製造現場での工夫や品質チェックの厳しさなどに感心していました。特別講演では、講演中にも質問が出るなど、活発な質疑応答が行われました。また、トヨタ産業技術記念館、博物館明治村の見学を行いました。タイ南部では普段目にすることが少ない科学技術関係の展示や機械の仕組みには、強い興味を持っていました。これらの経験を通じて、招へいした学生たちは日本の科学技術の水準の高さや日本の企業に対してより深い関心を持ったようです。

 さらに、愛知工業大学名電高等学校の見学(授業見学、部活動見学)や大学生とのラピッドプロトタイピングの体験ワークショップにおいて、同世代の日本人生徒・学生との交流も行いました。お互いに普段接することが少ない外国人との交流に、文化の違いや考え方の違いを知るだけではなく、宗教感の違いや社会状況の違いにも触れました。

写真3 高校訪問(授業見学)

 インターネットが普及した現代とはいえ、直接会って話をして交流することは、なかなか出来ません。高校見学やワークショップの最後には、別れを惜しんで、連絡先を交換していたことは非常に印象的で、とても有意義な時間となったと思います。今回のこのプログラムに関わった生徒・学生が、本プログラムを通じて経験したことや学んだことが、今後の勉学やキャリア形成に役立つことを期待します。

写真4 高校訪問(部活動)

 最後に、プログラム実施にあたりご協力いただいた各機関をはじめ、受入れにご支援をいただいた「さくらサイエンスプラン」に感謝申し上げます。

写真5 修了式
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