活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第158号

Indian Institute of Technology Delhiの研究者・学生が
最先端のデバイス研究環境を体験

九州工業大学大学院情報工学研究院電子情報工学研究系
福間 康裕さんからの報告

 九州工業大学は、平成30年10月30日から11月8日までの10日間にわたり、さくらサイエンス科学技術研修コースにより、Indian Institute of Technology Delhiから研究者1名、大学院生2名を招へいしました。

写真1 集合写真

 本学はインドのIndian Institute of Technology Delhi と大学間協定を締結し、学術研究および教育交流を実施しています。研究環境・手法のみならず互いの文化を理解し、共同研究実施に向けた端緒をつかむことを目的にさくらサイエンスプログラムを行いました。

 本プログラムの特徴は、最先端のデバイス研究環境(文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム事業や学内の共同研究設備)を活用して電子素子作製から特性評価までの一貫した実習を行っている点です。アジア諸国において、経済発展と共に科学技術は進展しているものの、最先端の作製技術および評価技術を有する研究機関は極めて限られています。日本の恵まれた研究環境とものづくりを体験することで、海外から優秀な若手人材の流入が期待されます。

写真2 研究室での試料作製

 具体的な研修内容、(1)参加者の研究内容紹介、(2)クリーンルーム内での微細加工実習、(3)加工した試料の電気的特性計測実習、(4)最終報告会 を中心として、受け入れ側日本人学生と招へい者が主体的な活動を通して互いの意思疎通を積極的に図るようにしました。

写真3 クリーンルーム内での微細加工実習
写真4 研究室での試料特性評価
10月30日 午後:福岡空港到着、飯塚キャンパスに移動
10月31日 午前:オリエンテーション
午後:参加者の自己および研究内容の紹介
11月 1日 午前:山口大学(山口県宇部市)へと移動
午後:クリーンルーム内にて微細加工の実習
11月 2日 午前:山口大学(山口県宇部市)へと移動
午後:クリーンルーム内にて微細加工の実習
11月 3日 午前:クリーンルーム内にて微細加工の実習
午後:共同研究の打ち合わせ
11月 4日 自由行動
11月 5日 午前:クリーンルーム内にて微細加工の実習
午後:クリーンルーム内にて微細加工の実習
11月 6日 午前:クリーンルーム内にて微細加工の実習
午後:作製した試料の電気的特性評価
11月 7日 午前:最終報告会の準備
午後:さくらサイエンスに関する最終報告会
11月 8日 午前:飯塚から福岡空港に移動
午後:福岡空港から帰国

 学生同士は日常、教育研究、文化・慣習、観光など多岐にわたり幅広い交流を行いました。短い期間ではありましたが、招へい者は先端実験機器を実際に取り扱い、試料作製から特性評価までの技術研究を行いました。今後の共同研究への積極的な議論も行うことができ、本さくらサイエンスプログラムは受け入れ・送り出し研究機関の双方に有益な活動を実施することができました。

写真5 研修の発表会
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