活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第151号

日本の教育・研究現場への参与観察:優れた研究を生産する現場を知る

熊本大学大学院先端科学研究部情報・エネルギー部門
医用福祉工学分野からの報告

 2018年10月30日(火)から11月6日(火)までの期間、インドネシアイスラム大学(Universitas Islam Indonesia、UII)より、Hendra Setiawan准教授(引率者)をはじめとする合計8名(教職員5名、学部学生3名9をお迎えして、本プログラムを実施しました。

<10月30日(火)>

 熊本大学への訪問に先立ち、Setiawan准教授の博士後期課程時代の指導教員である、九州工業大学・尾知博教授および鶴正人教授を訪問、現在の研究について情報収集、意見交換されました。その後、同日夜に熊本市へ到着されました。

<10月31日(水)>

 熊本大学を訪問され、まず、熊本大学・伊賀崎伴彦准教授(提案申請者、実施主担当)が歓迎のあいさつとプログラムについてのオリエンテーションを行いました。その後、早速、情報電気工学科および情報電気工学専攻で開講されている授業の中から6科目を視察していただきました。同日夕方には熊本市内でウェルカムパーティーを開催し、伊賀崎准教授が主宰する医用生体工学研究室の学生と親睦を深めていただきました。

写真1 「情報電気電子創造実験」を視察し、説明を受ける(左端から)Amrulloh講師とSetiawan准教授

<11月1日(木)>

 午前、まず、熊本大学黒髪キャンパスをご見学いただき、熊本地震で被害を受けた建物や、その復旧の様子などもあわせてご覧いただきました。午後、UIIと医用生体工学研究室の全員が参加する合同ゼミを開催しました。前半は、伊賀崎准教授が研究室と研究テーマの概要を説明しました。後半は、研究室の学生が自身の研究について説明しました。UIIのみなさんからも質問やコメントをいただき、活発な議論を交わすことができました。研究室の学生にとっても、英語による発表と質疑応答ということで、戸惑いながらも貴重な体験となりました。

写真2 医用生体工学研究室で脳波計測実験を視察するみなさん

<11月2日(金)>

 午前は、UIIのみなさんに自己紹介と研究紹介をそれぞれ行っていただき、今度は医用生体工学研究室側から質問やコメントが出され、前日と同様の活発な議論が交わされました。午後は、同日から開催の「紫熊祭」(大学祭)にご参加いただき、前日までとは雰囲気の違うキャンパスを体験していただきました。

<11月3日(土)>

 「夢科学探検」(オープンキャンパス)に参加され、工学部や理学部で展開されている多くの研究を知っていただく絶好の機会となりました。その後、熊本大学に最寄りのイスラミックセンターで熊本大学の留学生らとの交流が行われ、有意義な時間を過ごされました。

写真3 熊本イスラミックセンターを訪問し、熊本大学の留学生らと交流するみなさん

<11月4日(日)>

 熊本城や水前寺成趣園、熊本県伝統工芸館を観光されました。熊本地震による被害のため、復旧工事中の熊本城しかご覧いただけませんでしたが、熊本の歴史や文化を体験していただけたと思っています。

<11月5日(月)>

 午前に伊賀崎准教授が医用生体工学についての模擬授業を行ったのち、午後に医用生体工学研究室の施設・装置の見学や、実験の視察・体験を行っていただきました。

<11月6日(火)>

 午前は、ラップアップミーティングとして、今後のUIIと熊本大学の人的交流や共同研究について議論し、特に来年の開催が計画されているUIIでの医用生体工学分野等の国際会議については、伊賀崎准教授としても実現に向けて協力を惜しまないことが伝えられました。

 以上、本プログラムの目的であった、熊本大学工学部の現場への参加、日本の教育文化・研究室文化の体感、学部組織の在り方の理解、日々の研究室管理の把握、今後のUIIと熊本大学の提携の協議は、すべて達成されたと考えています。科学技術振興機構および熊本大学の関係各位、ならびにさくらサイエンスプランのご支援に対しまして、厚くお礼申し上げます。

写真4 熊本大学出発前、全員で記念撮影

 

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