活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第140号

持続可能な社会の在り方を考える環境保全型農業プログラム

鳥取大学からの報告

 鳥取大学は、2018年11月3日から11日まで「さくらサイエンスプラン」により、本学の協定校の一つであり、海外教育研究拠点事務所を設置している中国農業科学院農業環境及び可持続発展研究所から、3名の若手研究者及び7名の大学院生、そして通訳兼引率者として1名の准教授を招へいし、プログラムを実施しました。

 10日間に渡る本プログラムは、「持続可能な社会の在り方を考える環境保全型農業プログラム」をテーマに行いました。プログラムのテーマは、鳥取大学が強みとしている分野であり、鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンターや菌類きのこ遺伝資源研究センター、乾燥地研究センターにおいて、特別講義と施設見学を実施し、環境保全型農業や乾燥地農業研究分野における最先端の研究を紹介しました。プログラム初日には、豐島学長が表敬訪問を受け、プログラム参加者を歓迎しました。

写真1 農学部附属フィールドサイエンスセンターで収穫した白ねぎの皮むき作業を体験
写真2 乾燥地研究センター内のアリドドーム前で、山中センター長とともに記念撮影

 持続可能な社会を考える場として、地方の特徴的な自然と資源を活かし付加価値を高めるための取り組みを視察するため、近隣の民間企業等を訪問しました。循環型農業に取り組んでいる鳥取市内の民間企業では、生ごみから土壌活性液(液肥)を再生する現場と、その液肥を利用した有機農産物の栽培について学習しました。

写真3 因幡環境整備株式会社にて、生ごみから液肥の再生現場を視察

 また、第6次産業化事業の優良事例となっている県内の企業では、自然循環型農業及び地域と連携した取り組みについて講義を受けたり、実際にその企業で生産されている卵を使ってお菓子作りを体験したりしました。

写真4 大江の郷自然牧場にて、スイーツ作りを体験

 地域の特性を学ぶ場としては、天然記念物にも指定されている鳥取砂丘や山陰海岸ジオパークを視察し、日本海の成り立ちを学習するとともに、遊覧船に乗って海側から山陰海岸を観察したり、海岸沿いのトレッキングルートをガイドとともに歩いたりしながら、変化に富んだ山陰海岸の地形や地質を体感しました。

写真5 美しい日本海に感動

 本プログラムの全行程には、本学の学生がTA(ティーチング・アシスタント)として同行し、プログラム参加者と中国語と英語により活発な交流が行われ、国際交流が促進されました。地方が持つ特徴的な自然と資源を有効利用した取り組みについて、共同して体験し学修したことにより、日中間の青少年交流が深まり、これからの持続可能な社会を考える機会となりました。

 プログラムを実施した全期間は、天気にも恵まれ、爽やかな秋空と山陰の海、鮮やかな紅葉を堪能しながらのプログラムとなりました。

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