活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第135号

マレーシア学生が、実験・施設見学・異文化体験を桐生で経験

群馬大学からの報告

 平成30年10月15日から10月21日にかけて、マレーシア技術大学トレンガヌ校から学生10名(機械系、電気系、情報系、化学系)、引率教員1名を群馬大学理工学部に招き短期研修を行いました。

 初日、成田空港到着口で教員、学生と対面し、大学のある群馬県桐生市に向かいました。宿泊施設に荷物を預けた後、大学に移動しガイダンスを行いました。夜には場所を移して会食を行いました。来日した学生、教員は全員イスラム教徒なので、食事には魚料理を選びました。半数の学生は魚フライを注文し、中には刺身、お寿司と言った普段口にしない料理に挑戦していました。

写真1 ガイダンス終了後の一コマ。大分緊張も無くなり、
これから実施するプログラムを楽しみにしているようです。

 2日目は構内見学と研究室見学を行いました。研究室見学は計6研究室を訪問し、実験やシミュレーションの説明を受けました。見学では招へい学生から色々な質問があり、非常に活発な意見交換ができました。また、普段英語を用いる機会が無い本学学生にとっても大変良い機会になりました。

写真2 研究室見学の様子

 3日目は円柱周りの流れの可視化に関する実験を行いました。冒頭に実験目的、装置、可視化方法、データ解析について説明を行いました。学生は装置を操作し、上手に流れを撮影できるよう試行錯誤しながら実験を行いました。

 群馬県桐生市は織物産業が盛んな場所として知られています。キャンパス近くの桐生織物参考館「紫」に訪問し、織物産業施設の見学とハンカチの藍染め体験をしました。藍染は輪ゴムのとめ方やハンカチの折り方でデザインが変わります。学生は、自分達がデザインしたハンカチを広げ、友達と見せ合い、満足したようでした。

写真3 藍染め体験で作ったハンカチを持って記念撮影

 4日目は前橋市にある荒牧キャンパス構内のCRANTS(Center for Research on Adoption of NextGen Transportation System:次世代モビリティ社会実装研究センター)を訪問し、自動車の自動運転に関する研究を見学しました。自動運転に関する研究は、どの学生も関心が高く、自動車に取り付けられたセンサなどを興味深そうに見学していました。また、スクリーンに映し出された車を操作するドライブシミュレーションも体験しました。

写真4 ドライブシミュレータを操作する様子

 5日目は流れの可視化実験を行いました。午前には以前撮影した写真を用いて円流に働く力を求め、皆でどのような実験だったか議論しました。午後はレーザ光を利用した流速計測を行いました。学生から、流れの計測には色々な方法があり、実験を行うためには色々考える必要があることに驚いたとの意見がありました。

写真5 データ解析を行っている様子

 最終日、搭乗手続きを済ませると、皆、若干寂しげな表情をしていたので、今度は長期留学で再会できることを楽しみにしていると伝え、最後に記念撮影をし搭乗口に足を進めてもらいました。

 今回実施したさくらサイエンスプランでは、大学での生活、研究、日本文化、言葉、食べ物など様々なことを経験しました。是非この経験が再来日に繋がることを願っています。今回、多大なる支援を頂きました「さくらサイエンスプラン」に深くお礼申します。また、参加した学生、教員から、本プログラムに参加できたことを大変嬉しく思い、JSTの方に深く感謝しているとコメントがありましたことを記させて頂きます。

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