活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第088号

バングラデシュ・ダッカ大学若手研究者との国際共同研究プログラム

熊本大学 大学院自然科学研究科 物質生命化学専攻
超分子化学ラボからの報告

 環境水中の有機分子の分析に関する国際共同研究および、本学若手研究者・学生との共同研究、交流を目的として、熊本大学超分子化学ラボにおいて、2018年6月24日から7月10日の16日間、バングラデシュ人民共和国のダッカ大学から若手研究者3名(教員2名、大学院生1名)を招へいしてプログラムを実施しました。

写真1 物質生命化学科棟エントランスにて

《共同研究プログラム》

 共同研究では、熊本大学で行っている液体クロマトグラフィー用固定相に関する先端科学講義を実施し、高速液体クロマトグラフィーを用いて、環境水中における有機成分の分析を行いました。水の前処理方法や、管理方法、各検出器について学び、実際に環境水中の有機成分の分析を行いました。分析結果について議論する機会を設け、意見交換を行いました。熱心に聴き、討論を行っている姿がとても印象的でした。

写真2 実験の様子

 また、本学教員による超分子化学、材料化学分野の先端科学講義を行うとともに、若手研究者および学生による研究テーマのショートプレゼンを行いました。この他にもダッカ大学の教員によるバングラデシュにおける産業についての講演や、普段の生活や文化などを紹介するグループディスカッションなどを実施しました。活気ある雰囲気の中で行うことができ、相互理解を深めるとともに、若手研究者交流の良い機会となったのではないかと思います。

写真3 実験についてのディスカッション
写真4 ダッカ大学教員による講義の様子

《体験プログラム》

 体験プログラムでは、県内の研究・開発拠点である熊本県産業技術センターを訪問、見学するとともに、同センターが中心となって熊本地域で推進されているJST地域イノベーションプログラムについても説明を受けました。また、ガス関連、化粧品関連、自動車関連のメーカーなどを訪問しました。日本の最先端技術や、ものづくりについて多くのことを学んでいただけたようでした。

 週末には、熊本市内や阿蘇エリアの国立公園を訪問し、自然、文化体験ツアーを実施しました。水源や火山博物館、さらに熊本市内の歴史的史跡等を巡りました。熊本の豊かな自然、風土、歴史に触れ、楽しみながら学んでいる様子でした。また、熊本城や熊本大学の修復等、熊本地震からの復興の様子も見学していただく機会がありました。これらの体験プログラムを通して、あらためて日本文化への関心が深まったようでした。

 本プログラムを実施するにあたり、ご協力いただきました本学の教職員の皆様ならびに国際交流に積極的に参加してもらった本学の若手研究者、大学院生に感謝いたします。また、多大なご支援をいただきました、さくらサイエンスプランに深く感謝いたします。

写真5 水前寺成趣園にて
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