活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第067号

自然科学分野における日中研究交流

島根大学からの報告

 2018年7月7日~7月13日の間、さくらサイエンスプランにより中国汕頭大学理学院の学部生10名と教員1名が島根大学総合理工学部に滞在しました。(この11名に加えて、汕頭大学の経費で学生6名と付き添い職員1名も来学しました。)

写真1 島根大学に到着時の記念写真

 今回のプログラムは最初から大波乱でした。7月6日から7日にかけて西日本を襲った豪雨により、地上の交通機関が軒並みストップしてしまったのです。汕頭大学の一行は、関西国際空港に到着後、その日の内にJRで島根まで移動する予定だったのですが、それが不可能となりました。途方に暮れかけていた時に、旅行社の協力で7月8日午前中の航空機の切符18名分が奇跡的に取れ、ほぼ予定通りプログラムを開始することができました。

<7月8日>

 昼頃松江に到着した一行は、すぐに島根大学に移動し、早速ワークショップを開催しました。汕頭大学の学生16名の専門分野は数学、物理、化学、生物学がそれぞれ4名ずつです。この16名と島根大学の学生10名の計26名が、2会場に分かれて口頭発表を行いました。

写真2 ワークショップ時に日本人学生が数学のクイズを出し、
それを解いている汕頭大学の学生。両端は島根大学の学生と教員。

<7月9日>

 午前中にラボツアーを行った後、午後には国際交流担当の副学長を表敬訪問しました。さらにその後で、両大学の学生が専門分野ごとのグループに分かれて研究交流を行いました。この研究交流ではとても活発な議論がなされ、教員が驚いたほどです。その日の夕方には、プログラム関係者が一堂に会して懇親会を行いました。

<7月10日>

 岡山県の倉敷科学センターを見学する予定だったのですが、倉敷が大水害に見舞われたため、行先を島根県内の出雲科学館に変更しました。この出雲科学館が思いのほか好評でした。その日はさらに足を延ばして出雲大社とユネスコ世界遺産の石見銀山を見学しました。出雲大社のおみくじがたいそう気に入ったようで、引いたおみくじを見せ合って盛り上がっていました。

写真3 出雲科学館でズラッと並んで図形パズルに夢中になる汕頭大学生

<7月11日>

 松江市内の文化施設や歴史施設の見学を行いました。松江市は古くからの文化をたたえた町なので、参加者は日本文化を存分に体験することができて大満足の様子でした。この両日の見学には島根大学の学生数名も案内役として同行し、汕頭大学の学生と更に親交を深めました。

写真4 松江城にて

<7月12日>

 場所を再び島根大学に戻して、午前中は島根大学生の案内で学内の博物館や図書館、さらには学生会館を視察しました。そして午後はプログラムの総仕上げのための反省会を開催しました。両校からの参加者が一人一人この一週間で得たものや、感想を述べ合いました。

写真5 修了式が終わって修了証を手にした参加者

<7月13日>

 これも予定を変更してJRの代わりに航空機で大阪に向かい、一行は関西国際空港から帰国しました。今回のプログラムは豪雨と重なったため、主催者は大わらわでしたが、参加者は大変満足された様子でしたので、苦労が報われた気がします。これを契機に汕頭大学との交流を深めたいと考えています。

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