活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第059号

タイの工学系大学生との国際交流と科学技術見学プログラム

久留米工業高等専門学校からの報告

 久留米高専は平成30年6月17日~6月23日の7日間、さくらサイエンスプランの支援を受けて、タイのキングモンクット工科大学ラカバン校(KMITL)から学部生4名と引率教員1名、同じくタイのカセサート大学(KU)から学部生3名の合計8名を招きました。

 1週間におよぶ本プログラムでは、まずKMITLとKUの両大学、および久留米高専の学生がお互いの国をそれぞれ紹介し、お祭りなどの伝統行事や古来の遊具などを紹介しました。

写真1 両国の文化の紹介

 また、高専の上級生は自身が行っている研究内容についても英語で発表し、タイの大学生との質疑応答を行いました。さらに、高専での英語の授業にも参加して、高専生との会話を通じて国際的なコミュニケーションを実施しました。放課後はクラブ活動の見学も行い、ロボットコンテスト部やプログラミングラボ部を見学し、その活動内容について多くの質問や意見交換が行われました。

写真2 剣道の体験

 さらに、同時期にKMITLおよびKUから本校へ特別聴講生として2ヶ月の研究活動に来ていたタイの大学生たちや、シンガポールから研究インターンシップに来ていた留学生とも交流し、研究室見学のほか、日本での生活や利用している留学プログラムについてのアドバイスを受けていました。

写真3 学内研究室見学

 プログラムの終盤では、本校の工学教育の基盤でもある「ものづくり教育センター」や「総合試作技術教育センター」を訪れ、旋盤やフライス盤、ホブ盤などの工作機械、そして、木型や鍛造・溶接の実習工場を間近で見学しました。学生実習の機材を実際に見ることで、タイの大学生たちは日本の高専における工学教育の現場を肌で感じることができたと思います。

写真4 学内の木型造形実習室の見学

 また、久留米市にある福岡県青少年科学館のほか、宮若市に位置するトヨタ自動車九州株式会社の自動車工場と、中間市にある株式会社安川電機の工場見学も実施しました。タイの大学生たちは日本の自動車産業やロボット産業の第一線の製造現場に強い興味を持ち積極的な質問をしていました。これらの内容を通じて、日本の工学教育と生産技術を体験し、今後の海外での科学技術を担う工学系の招へい大学生たちに良い刺激を与えられたと思います。

 タイで工学教育を受けている彼らにとって、本プログラムを通して得られた体験は、日本の科学技術や文化に対する更なる理解に繋がったと考えられます。帰国してもさくらサイエンスプランや、その経験者とのつながりを保ち、今後の国際交流の研鑚に役立ててもらえればと思います。

写真5 修了式
pagetop