活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第038号

地震学およびそれに関連した固体地球科学に関する共同研究

東京大学地震研究所 教授 木下 正高さんからの報告

 地震研究所では2014年からさくらサイエンスプログラムによるインターンシッププログラムを実施しており、今回は5回目になります。

 2018年7月1日から21日まで、さくらサイエンスプログラムにより、アジア各国から13名(内3名は本所の負担)の学生を受け入れ、インターンシッププログラムを実施しました。順調にプログラムは終了し、学生および受入教員の双方にとって意義のあるプログラムとなりました。

 機会を提供いただいたJSTに感謝いたします。

写真1 JAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」に乗船見学

【到着~研究開始】

 中国、インドネシア、インド、シンガポール、タイ、台湾からの13名の学生たちは、7月1日に全員が無事来日、7月2日にオリエンテーション(木下および国際室による地震研概要説明)および地震研究所ラボツアーを行いました。

 滞在中、学生たちは受入教員のもとそれぞれの研究に従事しました。研究テーマは、「海洋低速度層の検出」、「フィリピン海沈み込みプレートのイメージング」、「大阪地震(2018)に関連した地震活動」、「LMS断層の常時微動トモグラフィー」、「電離層異常の検出」、「浅間噴火軽石の物理的特性」、「新燃岳周辺の微動解析」、「深部反射法地震探査の地震研究への適用」、「『深層学習』を用いた微動の検出」、「北部タイのレシーバー関数インバージョーン」、「2016美濃台湾地震前後の減衰パラメータ分析」、「台湾下のプレート沈み込み深度」、「東部アラスカ沈み込み帯の速度構造」などでした。

【巡検(7/14、15)】

 7月14、15日は、清水港、富士箱根への巡検旅行を行いました。清水港では、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」に乗船し見学しました。富士五湖周辺では本栖湖の溶岩流、西湖のコウモリ穴、鳴沢村の溶岩樹型、そして箱根では関所を訪問し、大涌谷の噴気地帯、大観山では箱根外輪山・カルデラ地形を観察しました。巡検の最後は、伊豆半島の丹那断層を訪れました。

写真2 富士箱根巡検:本栖湖での溶岩流観察
写真3 富士箱根巡検:前野深准教授とともに鳴沢村溶岩樹型を観察する学生たち
写真4 富士箱根巡検:伊豆半島ジオガイド協会の案内で丹那断層を見学

【ポスター発表会、修了式】

 7月20日にポスター発表会にて研究の成果を発表し、続いて行われた修了式にて地震研究所所長から修了証を受け取りました。

 3週間のプログラムを無事終えた13名は、7月21日に離日しました。

写真5 ポスター発表会
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