活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第024号

新規開拓を目指した、食品工学分野と最先端生命科学との融合

京都産業大学総合生命科学部 生命科学研究科からの報告

はじめに

 さくらサイエンスプランの支援を受け、江原国立大学 動物生命科学学部 (韓国)、国立カセサート大学農工学部(タイ王国)、スブラス・マレット大学農学部(インドネシア共和国)から、大学生・大学院生5名ずつの計15名に加え、各大学の引率教員3名(韓国からSeunghyung Lee、 イ スンヒョン 教授、タイ王国からWaraporn Boonsupthip、ブンサップティップ ワラポン准教授、インドネシア共和国からCahyadi Muhammad、ムハマッド チャフヤディ助教)からなる総勢18名を迎え入れ、2018年7月24日から8月2日までの10日間、研究活動を行いました。

写真1 (7月25日 来日学生・教員と本学学生・教員が15号館前にて)

 生命科学研究科(総合生命科学部)では、生命科学分野における高度な専門知識と技術を駆使した研究活動を行っており、国内外より研究レベルが非常に高いとの評価を受けています。同研究科(同学部)は、2017年度の私立大学研究ブランディング事業に採択された、本学の事業「”生命活動の根幹”をなすタンパク質研究の世界的拠点の形成と推進」の参画組織でもあります。

 本プログラムでは生命科学に関わるA~Eの5つの実験プログラムを設定し、4か国の5名が1チーム(本学院生2名、招聘3大学より各1名)を構成。計5チームがそれぞれのプログラムに分かれて技術研修を受講しました。4日間におよぶ実験の後、5チームがそれぞれ「食と生命科学研究」をテーマに研究発表を行い、それぞれのプログラムで体験した生命科学に関わる実験を用いて、食の科学研究を発案しました。

 本プログラムは、食品に関する教育や応用研究に、国内外から高く評価されている本学の生命科学研究を融合し、食と生命科学を理解する国際的人材を共に育てることを目指しています。

実験プログラム(7月25〜28日)

 学生たちは、5つの実験プログラムA〜E に分かれて、最新の技術研究を体験しました。

プログラムA

 生細胞内カルシウム動態の観察

写真2 (細胞内のカルシウム動態をFRET依存的な蛍光カルシウムセンサーYellow Cameleonで観察)
プログラムB

 アフリカツメガエル卵のプログラム細胞死(アポトーシス)とCRISPR/Cas9を用いたゼブラフィッシュ初期胚のゲノム編集

写真3 (CRISPER/ Casシステムを用いたゼブラフィッシュ初期胚のゲノム編集)
プログラムC

 回転分子モーターの1分子観察とギブソン・アセンブリー改変法

写真4 (ATP駆動性モーターV1の回転を顕微鏡下で観察)
プログラムD

 マウスの胚操作と精神疾患モデルマウス評価行動試験

写真5 (マウス脳の計測とマウス着床前胚の胚発生を観察)
プログラムE

 植物を用いた遺伝子発現解析と系統樹作成

写真6 (異なる環境条件下で栽培したアルファルファの遺伝子発現解析と系統樹作成)

研究発表会の準備(7月30〜31日)

 最終日の発表会に向けてプログラムごとに集まり、発表資料の作成を行いました。

研究発表会、修了式(8月1日)

 プログラム最終日には、4カ国の学生たちがプログラムごとに研究課題を立案し、コミュニケーションを駆使した素晴らしい発表を展開しました。

 今回のプログラムを通して、かけがえのない経験を得ました。

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