2017年度 活動レポート 第389号:芝浦工業大学

2017年度活動レポート(一般公募コース)第389号

日本のICT分野における最先端技術の学修及び日台における比較

芝浦工業大学からの報告

概要

芝浦工業大学ではさくらサイエンスプログラムによる助成を受け、2018年1月16日(火)から2018年1月23日(火)の期間で台湾の国立東華大学より学部生6名、院生4名、引率教員1名を招き、国際交流プログラムを実施しました。本プログラムは、本学の研究室見学をはじめ、キャンパスツアー、本学学生との交流、施設見学、そして成果発表により構成されています。

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全員で集合写真

オリエンテーション・キャンパスツアー

1月16日に来日し、翌1月17日より、本プログラム開始となりました。まず、東華大学一行は芝浦工業大学豊洲キャンパスを訪れました。オリエンテーションに参加をし、本校の簡単な紹介、および留学プログラムの説明を受けた後、本学学生引率のもとキャンパスツアーを実施しました。その後、本学職員も交えウェルカムパーティーを実施し親睦を深めました。

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歓迎会

学外施設見学

17日、20日は、NTT技術史料館と日本科学未来館の2つの施設を訪れました。NTT技術史料館では、日本の通信技術のルーツを歴史・技術といった2つの観点から施設を見学しました。招へい者一同、ダイアル式の電話機や通信衛星を間近で見ることができ、大変貴重な経験ができたようでした。また、日本科学未来館では、「ASHIMO」が実際に動いている姿を見ることができ、そう遠くない将来に実現するであろうロボットとの共生社会に思いを馳せながら、施設見学を終えました。

研究室訪問

18日、19日は、工学部通信・情報工学科に属する3研究室を訪問しました。各研究室では、安心・安全に役立つ通信ネットワークシステムに関しての研究や、災害発生時に使用される災害用ロボットの研究、またトモグラフィーと呼ばれる手法で物体を立体的に捉え、医療の現場において応用するといった研究内容について、講義や簡単な実験を交えながら学びました。招へい者の専攻している分野と大いに一致する研究内容だった事もあり、見学の後には質疑応答も多く飛び交っていたことからも、この研究室訪問を通じて彼らの専門知識の幅を更に広げる事につながったと確信しました。

最終発表・クロージングセレモニー

22日は、本プログラムの終了日となり、約1週間のプログラムを通じて、招へい者達が感じたことや経験したことについて発表をしました。アニメを通じて独学で日本語を学んだ学生は約10分のプレゼンテーションをすべて日本語で行い、本学職員含め参加者一同、大変驚きながらも、終始充実した雰囲気で最終発表を終えることができました。

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招へい者による研究発表
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クロージングセレモニー

招へい者からの印象に残った思い出

I also introduced one little story. When we went to see Tokyo Sky Tree, we took the opposite direction bus. Until the final station, we didn’t realize that. The bus driver told us this mistake, and we were very shocked, however, the bus driver was really kind. He said that “You can take the correct direction bus without paying again because that will be too pitiful.” We really thanked him, and we respect his attitude.

今後の展望

さくらサイエンスプログラムに採択いただいたことで、本プログラムを通じて、国立東華大学との交流を深めることができました。現在に至るまで、国立東華大から本学への受け入れ実績はなく、今回初めて同大学より留学生を受入する運びとなりましたが、今回の招へいを機に、双方の大学間の交流を促進することができ、大変有意義なプログラム内容となりました。