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活動報告(一般公募コース) 第136号

PKU-UTokyoナノカーボンサマーキャンプでの日中交流

東京大学からの報告

 平成29年7月27日から8月2日に、さくらサイエンスプランの支援を受けて、北京大学の大学院生12名と東京大学の大学院生12名によるサマーキャンプ「2017 PKU-UTokyo Nanocarbon Summer Camp」が東京大学の本郷キャンパスで行われました。

 これは、フラーレン、カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボンの共同研究と若手研究者・大学院生の交流を目指して北京大学と東京大学の研究者が組織した「東京大学-北京大学ナノカーボン連携研究ラボ」 が中心となって企画されたもので、2015年の東京大学、2016年の北京大学に続く第3回目です。

 このサマーキャンプに付随して、7月28日には、上記の学生に加えて北京大学の教員3名、東京大学等の教員10名が参加した「2017 PKU-UTokyo Nano-Carbon Workshop」が行われました。北京大学の教員の招へいには、東京大学の戦略的パートナーシッププログラムの支援を受けています。

 

 北京大学の学生12名はCollege of Chemistry and Molecular Engineering、 School of Electronics Engineering and Computer Science、 College of Engineeringのナノカーボン研究室から選抜された大学院生で、来日前からWeChatのグループを作って、来日の準備を進めていました。

 北京大学の学生は7月27日の夕方に東京大学に到着し、レジストレーションとオリエンテーションを行いました。東京大学の教員2名、北京大学の教員2名、東京大学の中国人大学院生2名で対応しました。

 7月28日は、北京大学の教員2名、ポスドク1名、学生12名、東京大学の教員8名、早稲田大学の教員1名、学生12名のほかに、東京大学の助教・ポスドク4名が参加してワークショップを行い、北京大学と東京大学の教員が交互に講演しました。

 

 カーボンナノチューブの大規模合成、構造制御合成、ラマン分光、エキシトンやTHz光学特性、トランジスター応用などのナノカーボン材料に関する専門的な講演と議論とともに、公共政策の城山教授による科学技術政策の講演も行われました。

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ナノカーボンワークショップ
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ナノカーボンワークショップの集合写真

 午後には、2班に分かれて、工学系研究科機械工学専攻丸山・千足研究室、高木・杵淵研究室、総合研究機構の幾原研究室の実験室見学会が行われました。ワークショップの終了後は、東京大学の向ヶ岡ファカルティハウスのレストラン、アブルボアを借り切ったレセプションが行われ、大久保研究科長にもご挨拶をいただきました。

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ラボツアー

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アブルボアでのレセプション
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アブルボアでのレセプション(大久保研究科長挨拶)

 

 7月29日の午前中は、ファシリティターの助教のもとで、サマーキャンプメンバー全員が5分間の研究発表を行いました。予定時間をだいぶ超過して、活発な議論が行われました。その後、グループワークのためのグルーピングを自主的に行ってもらいました。

 グループワークの課題は、北京大学2名と東京大学2名の4名のグループで、「北京大学と東京大学とでのナノカーボン関連の共同研究プロジェクトを企画し、研究背景、計画、期待される成果についてのプレゼンを準備すること」でした。

 また、現在の自分の博士課程の研究をこのプロジェクト企画に生かすことが求めました。7月29日の午後からグループワークが開始され、7月31日の午後の発表会の直前まで各グループでの熱心な議論が続きました。

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グループワーク

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プレゼンテーション

 7月31日の夕食後に、北京大学の学生にはさくらサイエンスの修了賞とバッチの授与、教員による各グループの発表に対する講評と表彰式が行われました。Best Proposal賞は、Synthesis of mm-VA-SWNTs with Catalyst Grown in Organic Frameworkという研究提案に与えられました。まさに、東京大学と北京大学の研究の強みを合わせたような研究提案でした。

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ベストプレゼンテーション表彰式

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表彰式を終えての集合写真

 来年は北京でサマーキャンプを行うことを宣言して全体での行事は終了しましたが、学生たちはいつまでもグループや数人ずつの写真を取り合っていました。

 8月1日は、数名の東京大学の学生と北京大学の学生たちで東京を探索し、8月2日に帰国しました。北京大学の学生へのアンケートの結果は、今回の訪問に12人中12人が”Very Satisfied”、今後の日本への訪問に9名が”Definitely Wish”、 3名が”Wish”と回答してくれました。

平成29年度 活動報告