2014年度 活動レポート 第5号:日本獣医生命科学大学 石川真悟

修了者・教員らからの声 第5号

アジア圏の学生から学んだ感染症感染症防疫の重要性
石川 真悟

石川 真悟
日本獣医生命科学大学・基礎獣医学部門博士過程3年

さくらサイエンスプログラム実施内容について

受入機関 学校法人麻布獣医学園
送出し国・機関 台湾6人(国立中興大学、国立台湾大学、中国医薬大学)
タイ6人(チュラロンコン大学、ラジャモンコン大学、チェンマイ大学)
中国4人(北京農学院、中国農業大学)
インドネシア2人(ガドゥジャマダ大学)
韓国2人(ソウル国立大学)
フィリピン2人(フィリピン大学ロスバニョス校)
マレーシア2人(マレーシアプトラ大学)
招へい学生数 24名
招へい教員数 6名
実施した期間 2014年12月7日(日)- 同16日(火)
 

さくらサイエンスプログラムプロジェクトに参加したことは、私にとって非常に大きな経験となりました。今回のプロジェクトではアジア圏の獣医学生と交流しながら、感染症に関する問題について学ばせて頂きました。

現在、小動物病院で働きながら、獣医生化学教室の大学院生として研究を行っている私にとって、感染症は小動物の疾病としてしか触れる機会がなく、あまり大きな問題と感じなくなっていました。
しかし、実際に大きな問題となっているアジア圏の学生と交流しながら感染症を学ぶことによって、日本の獣医師にとっても、感染症防疫というのは重要な問題であると再認識いたしました。

加えて、今回参加されたアジア圏の学生の優秀さに驚きました。これまで何度か国際学会に参加したことはあるのですが、ここまで深く交流できたことはありませんでした。

今回のプロジェクトの内容だけではなく、それぞれの国での臨床や獣医師のあり方など、多くのことを議論でき、彼らの豊富な知識と高い目的意識は非常に大きな刺激となりました。
今後彼らとの交流を維持しながら、私も国際的に獣医学の発展に寄与できるよう励んで行きたいと強く感じております。

最後に、今回の国際交流プロジェクトに日本人学生の参加を認めてくださった麻布大学獣医学部の黄鴻堅教授とJSTに深く感謝を申し上げます。