2014年度 活動レポート 第35号:千葉工業大学国際交流課(3)

2014年度活動レポート(一般公募コース)第35号

台湾・国立台北科技大学の学生が千葉工業大学を訪問 その3

千葉工業大学 国際交流課

学外研修そして帰国


ロボット製作の課程を終了し、8月9日及び10日は学外研修を実施しました。
8月9日(土)は都内にある科学技術に関する施設を中心とした視察です。先ずは、大学を出発し東京スカイツリーへ。展望台に上った後、東京ソラマチにある本学スカイツリータウンキャンパスを見学しました。

スカイツリー展望台の説明を受ける学生たち。

このキャンパスでは、本学の研究センターが開発したロボット及び惑星探査に関する研究の成果を広く一般に紹介しています。特に、本学未来ロボット技術研究センターが開発し、福島第一原子力発電所の事故後、国内産のロボットとしては初めて建屋内に投入されたレスキューロボット「Quince(クインス)」をさらに改造した「Rosemary(ローズマリー)」の実機を実際に目にした台湾の学生達は、感激した様子でした。

本学スカイツリーキャンパスにて、レスキューロボットを嬉しそうに操作する。

その後、今回のさくらサイエンスプログラムを主催しているJST(日本科学技術研究機構)が運営している日本科学未来館を見学しました。この科学館は、建物全体が科学技術による展示で溢れており、見て触って楽しめる展示物が多く、子供から大人まで一日中楽しめる博物館です。

また同科学館には、本学未来ロボット技術研究センター(fuRo)が開発した8輪車のビークルロボット「HallucⅡ(ハルク・ツー)」とそのコクピットである「Hull(ハル)」が常設展示されており、このデモンストレーションを見ることができました。
この他の展示も素晴らしいものが多く、台湾・本学の学生とも、これらの日本における最先端技術を肌で感じていたようでした。

日本科学未来館で熱心に説明を聞く学生たち。

8月10日(日)は東京ディズニーランドを訪れ、チーム毎に園内に展示されているロボットを視察する「ディズニーリサーチ」を行いました。
実は、ディズニーランドのアトラクションではロボット技術が多数使用されています。ロボット技術を学ぶ学生にとって、ディズニーランドは実際にその技術が使用されている場面を見る観点としては、とても良い場所であると言えるでしょう。残念ながら当日は悪天候ではありましたが、学生たちは楽しそうにリサーチを行っていました。

台湾の学生が帰国する8月11日(月)の朝、同プログラムに参加した本学学生が、見送りのためにサプライズで学生寮に駆けつけました。学生同士、「次は台湾で会おうね」「とっても楽しかったよ」「また日本に来るね」と涙の別れの挨拶を交わし、大勢の方々に見送られながら成田に向かいました。