2026年度 活動レポート 第1グループ:筑波大学

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)第1グループ

筑波大学で留学生交流と最新スパコン「Sirius」を見学

5月26日(火)、来日中の「さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)」第1グループのうち、インドの高校生56名と引率者4名の計60名が、2班に分かれて筑波大学を訪問しました。

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まず、同大学生命環境系国際連携担当の野村名可男准教授から、日本最大の研究開発拠点「つくばサイエンスシティ」の歴史と、筑波大学の概要について説明がありました。筑波大学は国立の総合大学として研究に非常に力を入れており、大学ゆかりのノーベル賞受賞者を輩出していることや、充実した研究設備を持つことが紹介されました。

高校生たちが特に関心を寄せたのは、日本語を必要とせず英語のみで学位が取得できる学部課程のプログラムです。現在、学際工学(IDE)プログラムや生命環境学群など、多彩な英語学位プログラムが用意されており、多くの留学生が学んでいます。野村准教授は、「筑波大学には現在約2,500人の留学生がおり、インドからの学生も年々増加している。より多様性のある国際的な環境を作るため、皆さんのような優秀なインドの学生をさらに多く迎え入れたい」と歓迎の意を伝えました。また、学生宿舎やチューター制度に加え、キャンパス内にメディテーションスペース(祈祷室)が用意されていることなど、きめ細やかなサポート体制も紹介され、高校生たちは目を輝かせながら聞いていました。

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続いて、筑波大学で学ぶインド出身の留学生や研究者との交流セッションが行われました。学際工学(IDE)プログラムの学部1年生から、幹細胞研究を行う博士課程の学生まで、多彩な先輩たちが登壇しました。
 インド特有の全国統一試験(JEEなど)の話題で盛り上がる中、高校生たちからは「日本を選んだ理由」や「エッセイ・面接重視の入試対策」「MEXT(文部科学省国費留学生)奨学金の取得方法」「ベジタリアン向けの生活環境」など、将来を見据えた具体的な質問が相次ぎました。先輩たちは自身の経験を交え、日本の治安の良さが世界トップクラスである点や、志望理由書(エッセイ)の対策に最も注力すべきである点を丁寧にアドバイス。セッションの最後には、代表のインド高校生が野村准教授へ感謝のスピーチを行い、「日本の規律や技術から学ぶことに胸を躍らせています」と熱意を語りました。

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その後、計算科学研究センターのサイエンスコミュニケーターを務める関谷薫主任研究員より、スーパーコンピュータ(スパコン)研究の最前線について講義が行われました。
 同センター最大の特徴は、単なる計算資源の提供にとどまらず、スパコンの「開発側(計算機科学者)」と、宇宙物理や創薬などを研究する「利用側(計算科学者)」が緊密に連携している点です。両者が互いにフィードバックを行うことで、より高度な科学研究を実現しています。
 講義では技術の驚異的な進歩にも触れられ、1996年に同大が開発し世界1位に輝いたスパコン「CP-PACS」の計算能力が、現在のiPhone1台分に相当すると紹介されました。現在は今年導入されたばかりの最新鋭機「Sirius」など、3つのシステムが稼働し、未来の科学を切り拓いています。
 講義の最後には、高校生の代表が「日本の高度な技術やチームワークに刺激を受けました」と感謝を述べました。 

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講義ののち、一行は最新鋭のスパコンが稼働するスーパーコンピュータ室(施設内)へと移動し、最新の「Sirius」を間近で見学。世界最先端の研究を支える現場の熱気を体感しました。

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見学後、ランチの前には同大のシンボル的なスポットである「石の広場」のブロンズ像前へと集まり、筑波大学の紫の学旗とプログラムの横断幕を手に、全員で笑顔の記念写真を撮影。その後は、先輩留学生たちも交えて和やかにカレーランチを楽しみ、さらに交流を深める充実した時間となりました。

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