2026年度 活動レポート 第5号:大阪工業大学

2026年度活動レポート(一般公募プログラム)第5号 (Aコース)

画像処理を応用したドローンの自律飛行プログラミング
~タイ・タマサート大学との国際PBL~

大阪工業大学からの報告

大阪工業大学情報科学部では、2026年7月23日から28日にかけ、タイ王国・タマサート大学シリントーン国際工学部(SIIT;Sirindhorn International Institute of Technology、 Thammasat University)との「2026年度 国際PBL」プログラムを実施しました。情報科学部とSIITは2014年から国際PBLを開催しており、今年度で12年目となります。今年度は、さくらサイエンスプログラムの助成を受け、SIITの学生10名と教員2名を招へいしての実施となりました。 本学からの参加者は、本学部2、3年生10名、補助修士大学院生3名、担当教員2名となります。
 国際PBLとは、本学が実施している、海外の提携大学とのProject Based Learning(PBL)形式の課題解決型プログラムのことです。本学の参加学生は、海外の学生と混成チームを作り、英語でコミュニケーションを取りながら共通の課題に取り組むことを通じ、異なる価値観を持つ人々との協働を体験し、グローバルな活躍へとつなげることをねらいとしています。

■今年度のプロジェクトテーマ

今年度のプロジェクトのテーマは「画像処理プロジェクト(Image Recognition Programming Challenge)」で、本学部のある枚方キャンパスの屋内型実証実験施設(DXフィールド)を舞台に、画像処理を応用したドローンの自律飛行プログラミングに挑戦しました。参加学生たちは、両大学混成の3つのチームに分かれ、以下の課題を解決するプログラムの作成に取り組みました。

  • A. スタート地点から離陸、ARマーカのボードに向かって探索飛行し、着地点に着陸する
  • B. スタート地点から離陸、指定色のボードに向かって探索飛行し、着地点に着陸する
  • C. 離陸、アクロバット飛行、着陸をハンドサインで制御する

最終日には飛行競技と成果プレゼンテーションが行われ、短く多忙な期間にもかかわらず、どのチームも高度なプログラミング技術と素晴らしいチームワークを発揮してくれました。

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飛行中のドローン
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ジェスチャーコントロールをテスト中
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DXフィールドでの開発風景

また、中日には「世界を身体で認識し、立体的に考える」をコンセプトとするチームラボ・バイオヴォルテックス京都を見学し、親交を深めました。同施設はカメラやセンサによる身体動作計測やCG技術を活用した体験型コンテンツが多数提供されており、交流と体験を楽しむとともに、学んでいる技術の応用的側面も知ることができたようです。

活動レポート写真4
バイオヴォルテックス京都にて

■プロジェクトの成果

参加学生たちの親交はプログラムが進むにつれてより深まっていったようで、日々のプログラム放課後にはレクリエーションをしたり、施設見学の後に一緒に観光に出かけたり、学生たち自身が食事会を企画したりといったことも行われました。実施後に両大学の学生に実施したアンケートでは、「国際PBLを楽しむことができたか」という質問には100%、「今後もプロジェクトを継続するべきか」という質問には95%の「そう思う」または「強くそう思う」という回答が得られ、「異文化コミュニケーションやキャリア形成に役立つ機会となった」といった、非常にポジティブな評価を受けました。実施期間についても、1週間は適切だったという38%の回答に対し、より長い期間を希望する48%の回答が得られ、より深く交流する機会を求めていることがうかがえました。特に「今後、海外研究支援プログラム等を通じて相手大学を訪問したい」と回答した学生は参加者全体の86%にのぼり、今後グローバルに活躍していく貴重な第一歩となったようです。

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みんなでレクリエーション中