さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)第2グループ
修了式
6月20日(金)午後、日本科学未来館7階 未来館ホールにて、さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP) 第2グループ(インド、マレーシア、台湾、ウクライナ)の修了式が行われました。修了式に臨んだのは高校生102名、引率者12名、計114名。
各国・地域代表の高校生たちは、駐日インド大使館、駐日マレーシア大使館、外務省、文部科学省からの来賓の皆さまが見守る中、ステージ上で堂々とスピーチを行いました。
語られたのは、一週間のSSHPで体験したこと、印象に残ったこと、そしてこれからの抱負です。
■インド代表の高校生
このプログラムは、科学は実験とイマジネーションを愛することであり、私たちのような若者の心がそれを実現していくということを学びました。私たちは、国や地域は異なっていても、科学への愛によって結ばれています。この一週間、数学、科学技術、研究、そして文化について学びましたが、しっかりと心に残ったのは好奇心と質問する勇気です。自分の道を見つけよう。それぞれの個性を受け入れよう。でも、私たちはひとつだということを忘れないで。
■マレーシア代表の高校生
大宮北高校の生徒たちと、未来の学校についてディスカッションしたことが忘れられません。私にとって“We are one”は、このプログラム全体を通して最も意味のあるスローガンです。肌の色、人種、宗教にとらわれることなく、私たちは一つであること、そして未来のリーダーであることを認識しました。文化、人生、勇気、新しくチャレンジをすることへの喜びなど、予想をはるかに超えた多くのことを学び、自分自身の内面が向上したような気がします。
■台湾代表の高校生
理研の研究者によるプレゼンテーションはとても印象的で、核物理学、脳科学、スーパーコンピューターについて多くの知識を得ることができました。そして、日本の科学技術がいかに進んでいるかを実感しました。プログラム全体をとおして、私たちは世界トップクラスの科学技術を目の当たりにし、日本の教育や文化について深い洞察を得ることができました。特に、持続可能な都市と地域社会(SDGs)に対する日本の強いコミットメントには感銘を受けました。
■ウクライナ代表の高校生
科学には国境がないことを理解しました。困難な時代を経験している国から来た私たちは、ここ日本では国際的な科学コミュニティの力を感じました。さくらサイエンスプログラムは単なる交流ではなく、未来の科学者たちの架け橋です。私たちは豊富な新しい知識だけではなく、日本の文化を深く心に刻んで帰国します。そして、得た知識を科学の発展と国際科学協力の強化に役立てることを約束します。
各国・地域の高校生たちが歌やダンスを披露してくれました。