さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)第2グループ
NIMSで世界トップレベルの研究に触れる
6月19日(木)、さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)G2として来日中のインドの高校生たちは、物質・材料研究機構(NIMS)にて、世界トップレベルの材料研究に触れる貴重な体験をすることができました。
ラボツアーで訪問させていただいたのは、「高特性磁気デバイス」を開発している高橋有紀子博士の研究室、「人間の脳に似たプロセスをもつ人工知能」の研究を行っているA.BANDYOPADHY博士の研究室、そして、「有機・無機ハイブリッドの太陽電池」開発しているA.ISLAM博士の研究室の3つです。
それぞれの研究室には、インド人のポストドクターや、NIMS大学院プログラム(https://www.nims.go.jp/students/index.html)で学ぶ学生なども所属しています。高校生たちは、目を輝かせながら実験機材やビデオ、模型などを使った説明に集中しました。難しい研究の内容をしっかり理解し、質問をする高校生たちの姿が印象的でした。
また、「さくらサイエンスプログラム」の同窓生Aunsaya EKSATIT博士(タイ出身)から、ご自身の体験を聴く機会にも恵まれました。2017年に参加したさくらサイエンスプログラムが縁となり、NIMSの大学院プログラム(NIMS Student Program)によって北海道大学に留学。博士号を取得して、現在、NIMSにて若手研究者として活躍するAunsaya博士の言葉は、高校生たちにとって、大変心に響くものだったに違いありません。
帰り際、高校生たちから「将来、NIMSの研究者になりたい!」という嬉しい声を聞くことができました。