さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)第1グループ
修了式&歓送会
来日してから一週間、日本の大学や研究機関、高校などで様々な経験を積み重ねてきたSSHP第1グループ(中国、インドネシア、タイ、ベトナム)の高校生たちは、5/23(金)は、最後の締めくくりとして、科学技術振興機構(JST)東京本部地下1階大会議室にて修了式に臨みました。
各国代表の高校生によるスピーチでは、さくらサイエンスプログラムでの体験が活き活きと語られ、それが彼らにとって、人生の転機となるような、とても大きなものであったことが伝わってきました。
その一部をご紹介します。
■中国の高校生代表
日本の文化に触れ、JAXAや産業技術走行研究所で先端科学技術を学び、東京大学や早稲田大学の素晴らしキャンパスを体験したことで、日本についての理解を新たにしました。最も印象に残っているのは、東海大学附属高輪台高校で梶田隆章先生の特別講義を受講したことです。ここにいるすべての生徒達が、その深い内容に感銘を受けたことと思います。
■インドネシアの高校生代表
この旅は私の人生を変える体験になりました。東京科大学、JAXAやAISTで触れた先端科学技術は、手を伸ばせば届く活き活きとしたものでした。そして、奨学金を得るチャンスについても知りました。「人生を変えるためには、一つの決意が必要だ」かつて聞いた言葉です。地球に生きる一員として、私たちは希望をもち、夢に向かってこの旅路を歩み続けます。
■タイの高校生代表
この数日間、私たちは先端科学技術に触れるだけではなく、国境を越えた協働、友情、国際交流の真の価値を実感しました。世界的なトップクラスの研究施設への訪問、素晴らしい講義、実験、それは私たちの視野を広げ、夢を与えてくれました。参加した私たちは国も文化も異なりますが、科学に対する愛で繋がっています。これは、終わりではなく、始まりです。
■ベトナムの高校生代表
知識だけではなく、科学技術がいかに文化や国境を越えた協力によって発展していくのかを学びました。そして、日本、タイ、中国、インドネシアの友人たちとのディスカッションから、多様な視点の力を得ました。帰国後には、この経験を同級生たちにシェアしたいです。グローバルな科学技術のコミュニティーのなかで、貢献したいという思いが強くなりました。
修了式の後は、各国の高校生による歌や舞踊が披露され、日本で過ごす最後のひとときを和やかに楽しみました。またいつか、留学生や研究者として再来日した彼らと再会することを、心から楽しみにしています!
下段左:タイの高校生による舞踊 右:ベトナムの高校生による舞踊