さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)第1グループ
東京科学大学で先輩留学生の体験を聴く
5月21日(水)、来日中のSSHP第1グループの内、インドネシア、タイ、ベトナム3か国の高校生と引率者、45名が東京科学大学(Science Tokyo)大岡山キャンパスを訪問しました。
留学生の数や学習環境、同大学で展開されているGSEP(環境・社会理工学院融合理工学系国際人材育成プログラム、全ての授業が英語で行われる)などの紹介の後、現役学生の案内でキャンパスツアー。案内役の一人はタイ出身で、数年前にさくらサイエンスプログラムを体験後、同大学に進学した学生でした。
午後は、まず末包(すえかね)教授による「環境安全論 エネルギーと熱力学」の模擬講義。質疑応答では熱力学の法則やエネルギー効率、社会課題の解決などについての質問が途切れることなく続き、終了後にさらに教授と個別に話し込む姿もありました。
ものづくりセンターの見学では、3Dプリンターなどの機械の他、鳥人間コンテストやロボコンに挑戦する学生から、自分たちが制作した人力飛行機やロボットの紹介を受け、とても興味をもった様子でした。
最後は参加3国からの現役留学生が先輩として登場。「なぜ進学先として同大学を選んだか」という話題から、奨学金の具体的な話やサークル活動の話題など、それぞれの母国語を交え、打ち解けた雰囲気で盛り上がっていました。女子学生から「日本の治安の良さ、国際的にも高い大学の評価が親を説得するのに役立った」いう話もあったようです。
全体をとおして、心身面でのサポート体制や企業とのコラボレーション、インターンシップなど留学生活に関する具体的な質問が非常に多くでていた印象でした。今回の体験を通じて、日本での留学、研究生活をより具体的に、期待とともにイメージできる充実した一日となったのではないでしょうか。