2025年度活動レポート(一般公募プログラム)第56号 (Aコース)
ポリテクニックSTMIジャカルタと新居浜高専の学生が学ぶ新居浜スゴ技
新居浜工業高等専門学校からの報告
新居浜工業高等専門学校(以下、「本校」という。)では、2026年2月24日~ 3月1日の6日間、インドネシアのポリテクニックSTMIジャカルタより学生4名および教員1名、計5名を招へいし、科学技術体験プログラムを実施しました。ポリテクニックSTMIジャカルタは、本校が2022年12月に学術交流協定を締結したインドネシアの国立高等教育機関です。
本プログラムでは、インドネシアと本校の学生がKOSEN型教育であるPBAL(プロジェクト型アクティブラーニング)ものづくり実習および銅山開発や銅精錬から重厚長大機械産業の製造やメンテナンスを支えた企業群である「新居浜ものづくりブランド」スゴ技企業での体験と学びを通じて、近年の環境汚染に配慮した資源開発・製造過程・廃棄循環に至る課題を地元企業が実社会において解決してきた技術力について学ぶことを目的としています。
【2月24日】
最寄りの松山空港への到着が夜遅いため、自己紹介とオリエンテーション後、松山市内で宿泊しました。
【2月25日】
午前中は、地元ボランティアガイドの協力を得て、松山城の史跡について学びました。その後本校に移動し、午後は、相互紹介とキャンパスツアーを実施しました。学生らは初めは緊張した様子でしたが、すぐに打ち解けていました。
【2月26日】
本校のチューター学生が講師を務め、PBAL(プロジェクト型アクティブラーニング)により実習を行いました。銅合金の作製や金属の加工性について実技を交え、互いに英語でコミュニケーションを取りながら学び、インドネシアの学生はもちろん、本校チューター学生にとっても、とても貴重な経験となりました。
【2月27日】
「えひめが誇るスゴ技企業」「新居浜ものづくりブランド認定企業」でもある、株式会社愛新鉄工所と萩尾機械工業株式会社(ともに新居浜市)の2社を訪問し、精密機器等のものづくり現場や環境に配慮した取組などを見学しました。学生からは多くの質問があり、積極的に学ぶ姿勢が見られたほか、実際に新居浜で働くインドネシア・ベトナム・中国の外国人の方との交流機会もあり、より身近に感じられたようです。
また、夕方に行われた成果報告会では、期間中に学んだ内容や感想とともに、本校学生や教職員、地元の方々と交流できたことへの感謝が語られました。
【2月28日】
午前中に、銅山開発と産銅で栄えた新居浜市の歴史について学ぶため、別子銅山記念館とマイントピア別子を訪問し、地元ボランティアのガイドを受けながら銅鉱石採鉱坑道などを見学しました。午後には、本校文化クラブによる合同発表会(高専ソコヂカラ)を見学し、松山市に移動しました。
【3月1日】
松山空港から羽田空港に移動し、日本科学未来館や渋谷等のインフラ設備の見学を行いました。そして、別れを惜しみつつ、日付が変わった3月2日の深夜便でインドネシアへと帰国しました。
本プログラムを実施したことで、両国のグローバルエンジニア人材の育成・交流がより一層加速することを期待しております。最後に、さくらサイエンスプログラム関係者の皆様、本プログラムの実施にあたりご協力くださった本校内外の関係の皆様に、心からお礼を申し上げます。