2025年度活動レポート(一般公募プログラム)第24号 (Bコース)
スポーツ健康データの共同解析が育む
日印のグローバルIT人材育成輩出に向けたプラットホーム構築プロジェクト
愛媛大学社会共創学部からの報告
2025年11月に本学はインド工科大学ハイデラバード校(IITH)と大学間連携協定を締結しました。社会共創学部では、これまでもIITHと協働し、スポーツデータ分析を中心とした国際的な教育研究プロジェクトに取り組んできました。今年度も科学技術振興機構(JST)の「さくらサイエンスプログラム」の支援を受け、IITHの学生の皆さんを愛媛にお迎えし、約2週間にわたって学びと交流のプログラムを実施しました。本報告では、12月8日から21日までの活動内容をまとめています。
<12月8日>
ハイデラバードから松山への移動日で、到着後に簡単なオリエンテーションを行い、翌日からの活動に備えました。
<12月9日>
キャンパスツアーやアイスブレイクを通して学生同士が打ち解けたほか、愛媛オレンジバイキングス(バスケットボールの現場)の練習見学を行いました。また、地元の南海放送ラジオにも出演し、今回のプログラムの意義をご紹介する機会にもなりました。
選手の動きを間近で観察し、データとの関連を学ぶIITH学生
<12月10日>
IITHの学生によるスポーツデータ分析の事前課題発表が行われ、夕方には愛媛オレンジバイキングスの試合を観戦しました。実際のプレーを間近で見ることで、データ分析とスポーツ現場とのつながりを具体的に感じてもらうことができました。
<12月11日>
広島を訪れ、サンフレッチェ広島の協力のもとエディオンピースウィング広島を見学し、その後は広島平和記念公園や資料館で平和学習を行いました。普段の学びとは異なる視点から多くの刺激を受けたように思います。
サンフレッチェ広島スタッフによるスタジアム設備の説明を受ける参加者
<12月12日>
地元和菓子舗の小泉製菓さんのご協力でインド向けスイーツの共同開発ワークショップを行いました。餡子がベジタリアンの学生でも食べられる食材であることを知るなど、新たな発見も多く、大判焼の新しいバリエーションの可能性についても議論が深まりました。
餡子や大判焼の製造工程を学ぶIITH学生と愛媛大学学生
<12月13日~14日>
愛媛大学とIITH双方の研究チームが集まり、共同研究に関する議論やデータ分析の検討を進めました。今後の研究連携に向けた具体的な方針についても話し合うことができました。
<12月15日~16日>
さくらサイエンスプログラムの中間発表会を行い、国際連携推進機構と社会共創学部へ表敬訪問を行うことで全学に対するインド交流に対する認知度を高める機会となりました。17日には地元企業ダイキアクシスを訪問し、同社がインドで取り組む環境関連事業や国際展開について学びました。
スポーツデータを用いた解析手法について議論する研究チーム
<12月18日~19日>
最終成果発表会を実施し、地域資源マネジメント学科の1年生との交流授業を行いました。その後の交流会では、関係者の皆さまと和やかな雰囲気の中で意見交換を行うことができ、多くの学びが共有されました。
約2週間の交流を締めくくり、成果を共有した学生と関係者
<12月20日>
今後の交流をより深めるためのディスカッションを実施しました。学生交流の発展や共同研究の展開、地域企業との協働の可能性など、さまざまなアイデアが出され、双方にとって実りある話し合いとなりました。
<12月20日>
出国の日となり、IITHの学生の皆さんは日本を出発しました。
滞在期間を通じて、多くの地域の方々に温かいサポートをいただき、学生たちからは「日本や愛媛がますます好きになった」という声も多く聞かれました。本プログラムは、愛媛大学が地域と国際社会をつなげる大切な役割を果たす機会となり、今後の連携に向けた継続的な活動として位置づけられてきています。