2025年度活動レポート(一般公募プログラム)第17号 (Aコース)
インドの高校生が日本の最先端研究から環境問題解決のヒントを探る
福岡工業大学からの報告
2025年11月9日から11月15日、インドから高校生7名、引率教員1名、計8名を招へいし、A.科学技術体験コースのプログラムを実施した。来日した高校生は、環境問題に関心を持つ、選抜された優秀な生徒たち。プログラムでは、インドの諸課題に対する解決へのヒントを本学の最先端研究を通じて生徒達が獲得することを目指した。
■環境フィールドワーク
本学の社会環境学科に所属する学生とともに環境フィールドワークとしてビーチクリーニングを実施。インドではゴミを拾う清掃活動をしたことがなく、この活動を通して住んでいる地域をきれいに保つというコンセプトを学んだ。招へい者にとっては非常に新鮮かつ良い活動になった。
■環境ミュージアム訪問
インド・ニューデリーで問題となっている大気汚染を踏まえ、北九州市にある環境ミュージアムを訪れる。北九州の公害・環境汚染の克服の歴史、工業地帯であると同時に環境を守る取り組みを学ぶ事により、自国の環境問題の糸口を見つける体験となった。招へい者は熱心にメモや写真を撮り、係員の説明に耳を傾けていた。インドでも同じ問題を解決することができる希望を見出した様子だった。
■福岡県立戸畑高校訪問
戸畑高校を訪問し、部活動(弓道・剣道・書道・茶道・応援団演舞など)を体験した。日本の規律ある高校生生活および、おもてなしのすばらしさを体験し、「言葉では表すことができない」という感動を胸いっぱいに受け取った様子。
■リサイクル体験
環境フィールドワークで収集したゴミを使ってリサイクルを体験。インドでは図工工作の授業自体がなく自分自身で何かを作るクリエイティビティーを体験することがなかったので、大学に戻り、各々が作品を作りあげていた。この体験自体が新鮮かつ斬新であり招へい者たちが今後ゴミをゴミとして扱うのではないという深い学びができた。
■成果発表会
成果発表会では、来日前に課題として「インドの大気汚染」についての日本語での発表を準備し発表した。選抜された招へい者の日本語レベルは非常に高く高度な専門用語を駆使しインドの現状の大気汚染の問題点や今取られている対策を分かりやすく説明することができた。またこのプログラム後のプレゼンテーションでは、来日前からどのように自国の環境問題に対して学びと体験を通して変化していったかということをまとめた発表もできた。