2024年度 活動レポート 第6グループ:日本科学未来館

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第6グループ

日本科学未来館で浅川館長の講演と最新の科学展示体験

 プログラムの最終日となる12月6日(金)、SSHP 第6グループの高校生たち(ウクライナ、エジプト、キプロス、ケニア、コロンビア、シンガポール、中国、南アフリカ)は日本科学未来館( https://www.miraikan.jst.go.jp/)を訪問しました。

 8か国の高校生らを前に浅川智恵子館長(Dr. Chieko Asakawa, Chief Executive Director)が“Accessibility Research for the Visually Impaired” と題して講演。中学のころ両眼の視力を失った生い立ちから、その後プログラミングを学びIBMに入社。そして自身が開発に携わったデジタル点字編集・共有システムや世界初の実用的な視覚障害者のための音声ブラウザーなどについて紹介。さらに現在、研究者として開発に取り組んでいる視覚障害者のためのナビゲーションロボット「AIスーツケース」について解説していただきました。高校生たちからはAIスーツケースについての質問が集中し、「使用中に壊れた時にはどうするのか?」「どのようなアルゴリズムか?」「視覚障害者が誰でも手に入れられるようにするにはどうしたらよいか?」など、次々と手があがり、関心の高さを知ることができました。

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浅川智恵子館長
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積極的に質問をする高校生たち
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 その後、一行は未来館の常設展を見学。「国際宇宙ステーション居住棟」、「iPS細胞をめぐる近未来のシミュレーション」、「ニュートリノから探る宇宙」など、さまざまな展示を楽しみながら最新の科学技術を体験しました。なかでもふれあいロボット犬のAiboはその可愛らしい仕草が大人気で、高校生たちはスマホ片手にくぎ付けになっていました。

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