2024年度 活動レポート 第3グループ:修了式

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第3グループ

修了式 各国・地域代表の高校生によるスピーチ

 6月21日(金)午後、カンボジア、インド、カザフスタン、台湾、ベトナムの高校生たちは、栄CHUTOホール(愛知県名古屋市)にて、JASSO(日本学生支援機構)による日本留学に関する説明会「Study in Japan」に参加した後、修了式に臨みました。

 各国・地域代表の高校生たちによるスピーチの一部をご紹介します。

■カンボジア代表の高校生

 名古屋工業大学と名古屋大学で受けた講義に、とても刺激を受けました。そして、岡崎高校で、日本の新しい友達と学び、お互いに意見を交換できたことも、楽しく素晴らしい時間でした。名古屋城で日本の歴史や文化を感じることができたこともよかったです。これは、終わりではなく始まりです。私たちは、いつか日本で学ぶチャンスをつかみ、母国の科学技術を担う次世代のリーダーとなることを楽しみにしています。

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■インド代表の高校生

 来日前、日本への知識は「すし」「アニメ」といった限られたものだった私にとって、このプログラムは目を見張るものでした。ノーベル賞受賞の天野先生からレクチャ-を受けるという、夢のようなプログラムもありました。そして、インドの様々な州から集まった仲間たちだけではなく、参加している国・地域の高校生たちと交流することで、本当の意味で一つの地球で暮らす市民なのだという感覚を得ることができました。

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■カザフスタン代表の高校生

 私の母は、2017年に実施された「さくらサイエンスプログラム」に若手研究者として参加しました。その時の経験を母から聞き、自分もいつか日本に行ってみたいという思いを強く持っていました。夢がかなったいま言えるのは、プログラムでの経験は本当に素晴らしく、類まれな冒険だったということです。私たちを温かく迎えてくれた名古屋工業大学、名古屋大学の先生方、岡崎高校、そして天野浩先生に感謝します。

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■モルディブの高校生

 さくらサイエンスプログラムでの経験は、私にとって人生を変えるようなものでした。知識や技術を学んだこと、そして築かれた友情は、私の心のなかで一生、特別なものでありつづけると思います。一緒に励まし合い、助け合いながら参加した仲間たちに感謝します。このプログラムでの経験が、将来、私が進む道を指し示してくれていることに、わくわくします。ここにいる皆の努力が、成功と充実に満たされたものになりますように。

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■台湾代表の高校生

 日本の美しさと豊かさを存分に経験することができました。そして私たちの心を豊かにし、刺激してくれました。各国から参加した仲間とともに学び、文化交流をしたこと、一緒に食事をしたことさえも、価値のあるものでした。お互いの理解を深め、絆を強くすることができました。言い表すことができないほどの感動を残してくれました。この経験は、これからも大切な想い出として心に残るでしょう。

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■ベトナム代表の高校生

 日本、カンボジア、インド、カザフスタン、モルディブ、台湾、ベトナムの高校生たちと、まるで家族のように素敵な時間を過ごすことができました。日本の科学技術と文化、そして様々な国・地域の文化を学んだ、かけがえのない7日間でした。ここにいる全員がきっと同じことを感じています。このプログラムに参加できたことを幸運に思います。日本のことがますます好きになりました。将来、再来日したいです!

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科学技術振興機構 森本茂雄理事から修了証を授与され、笑顔の高校生たち
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参加者全員で記念撮影

 駐日インド大使館 ヤシャワント・デヴ・パンワー参事官、駐日ベトナム社会主義共和国大使館 ヴー・ティ・リエン・フォン一等書記官、外務省アジア大洋州局 髙水英郎地域協力室長、文部科学省科学技術・学術政策局 波羅仁参事官も、来賓として駆けつけてくださいました。