2024年度 活動レポート 第3グループ:名古屋大学

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第3グループ

名古屋大学で低温プラズマ科学を学ぶ

 6月20日(木)、SSHP第3グループとして来日中のインド、台湾、ベトナム、カンボジア、モルディブ、カザフスタンの高校生たちは、名古屋大学を訪問しました。

 まず低温プラズマ科学研究センターの初代センター長である堀勝教授による「プラズマとは何か? 医学や農業、工学の分野におけるプラズマの可能性」についてのレクチャーを受けました。

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レクチャーに集中

 質疑応答では、「プラズマで植物の成長を早めることによる地球温暖化の解決の可能性」「プラズマの活用でがん細胞が死滅した際のメカニズム」など、沢山の質問が続き、海外高校生たちのレベルの高さに驚かされました。

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積極的に質問1
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積極的に質問2

 堀先生は「プラズマのメカニズムについては、まだはっきりわかっていないことも多い。可能性は無限、未開拓の部分が多く、研究しがいのある分野。名古屋大は最先端の研究に、日本の学生だけでなく、世界から集まった学生たちも取り組んでいます。君たちも興味をもったらぜひ来て欲しい」と語りかけました。また、名古屋大学は過去に6名ものノーベル賞受賞者を輩出しています。「ノーベル賞を獲得するにはどうしたらいいのか?」(独創性、挑戦、好奇心)に触れられる場面もありました。

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堀先生と一緒に記念撮影

 名古屋大の学生たちの案内で、学内の食堂で昼食の後は、グループに分かれ、セミナーホールでプラズマボール(蛍光灯を近づけると蛍光灯が点灯)や、プラズマスピーカー(プラズマの振動で音を伝える)などの実演を見学し、プラズマを研究する学生たちによる様々なパネル講義を受けました。さらに、低温プラズマ科学センターでは、実験施設での低温プラズマの観察、プラズマを活用して水で鏡に絵を描く実験などを見学し、プラズマに関する理解を深めました。

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プラズマボールの実演
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名大生によるパネル講義

 キャンパスツアーではノーベル賞展示室、減災館、名古屋大学博物館も見学し、名古屋大の研究現場、伝統やキャンパスライフに深く触れた一日となりました。将来の留学生としての自分の姿を想像した高校生もきっといたことでしょう

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