さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第2グループ
インドなど5か国の高校生がオリエンテーションからスタート
SSHPの第2グループ(インド・韓国・タイ・ブルネイ・キルギス)の高校生と引率教員、計77名が5月19日(日)に来日しました。5月25日(土)までの約1週間、一行は日本の最先端の科学技術はもちろんのこと、日本の高校生たちとの交流や日本文化などを体験します。プログラムはまずオリエンテーションからスタートしました。さくらサイエンスプログラムの概要をはじめ日本での習慣、滞在中の注意などきめ細かな内容にまで説明があり、高校生たちは小冊子を読みながらひとつひとつ確認していきます。
続いては、今年度から取り入れられた未来塾プログラムの「NASAゲーム」。これは実際にNASAの宇宙飛行士の訓練でも行われているチームビルディングゲームです。宇宙飛行士となったあなたが月に着陸した途端、乗ってきた宇宙船が故障するという緊急事態が発生。そのため200キロ先に待っている母船までたどり着かなくてはならないのですが、搭載されていた機械もほとんど破壊されていて、使えそうなものは「酸素ボンベ」「水」「磁石」「月面用の星座表」など計9アイテムしかありせん。このなかで最も生存に必要なものは何か、最も必要なものから優先順位をつけてください、というものです
まずは自分一人で考えて順番を決め、次にグループで話し合いながら、最終的に全員のコンセンサスのもと順番を決めていきます。
オリエンテーションでは国別ではなく、バラバラに座席が振り分けられているため、高校生たちはほとんどが初対面。最初はお互いに遠慮がちでしたが、話し合いを進めていくうちに、緊張感も徐々に溶けていきました。そしてゲームが終わるころには、和気あいあいの雰囲気のなか、会話も弾み、さくらサイエンスグループとしての一体感も芽生えてきたようです。
これからの1週間、日本での様々な体験を通して、異国間の高校生同士の結びつきも強まっていくことでしょう。