2024年度 活動レポート 第1グループ:修了式&歓送会

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第1グループ

修了式&歓送会

 2024年4月19日(金)、さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)第1グループ(ブータン、中国、ガーナ、ナイジェリア、フィリピン、ザンビア)の高校生たちは、科学技術振興機構東京本部B1F大会議室にて、修了式に臨みました。

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 高校生たちは、各国大使館関係者、外務省、文部科学省などから駆けつけてくださった来賓が見守る中、日本での一週間の経験について堂々とスピーチを行いました。

■ブータンの高校生代表

 大学で、著名な先生方による、様々なテーマのレクチャーを受けることができたのは素晴らしいことでした。また、日本の科学技術の歴史を視覚的に学ぶことができました。横浜緑ヶ丘高校で、俳句、剣道、書道、茶道、味噌汁作りなどを通して日本の文化を体験し、日本の高校生たちと交流できたことも光栄に思います。

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■中国の高校生代表

 横浜緑が丘高校で日本の生徒や先生と交流する中で、オープンで自由な学習環境と、学習に対する真剣な姿勢を感じました。そして、日本の大学教育の目標や価値についてより明確な理解を得ました。日本では、物事の本質を見極め、論理的に思考することと、実践的なスキルの育成を重視しています。これから、研鑽を重ね、イノベーションを探求し、もっと自身が成長できるように努力します。

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■ガーナの高校生代表

 この短い期間に、科学、技術、工学、数学分野の専門家による講義、東京理科大学、産業技術総合研究所、JAXA訪問など、STEM分野の探求の機会を得て、私たちの知識を高めてくれました。ガーナの代表としてこの機会に恵まれたことを感謝し、これからも日本とガーナの関係を深めていきたいと思っています。

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■ナイジェリアの高校生代表

 私たちは、国の代表としてこのプログラムに参加し、たくさんのことを学びました。異文化間のコミュニケーションを経験し、人生の可能性により多く触れることができました。アルベルト・アインシュタインは「好奇心は発明の母である」という言葉を残しています。この言葉に従って、これからも努力していきたいです。

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■フィリピンの高校生代表

 日本で過ごした日々は、まさに人生を変えるものでした。イノベーティブな研究、他国からの参加者との交流、文化体験は、私たちの視野を拡げました。私たちは多様な視点から学び、末永く続く友情を築くことができました。科学への情熱、国境や言語を超えた絆に感謝します。このプログラムで共有した経験が、協力と理解の礎となって、友情の種が大きく花開くことを願っています。

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■ザンビアの高校生代表

 このプログラムでの日々は、たぶん今までの人生の中で最高の経験でした。日本の科学技術がどのように発展し、世界中の人々の生活を改善する手助けをしているのかを知りました。東京理科大学で授業を受けることができたことに感謝します。JAXAでは実際の人工衛星に魅了されました。また、産業技術総合研究所では、日本が化石燃料の代替えとして、二酸化炭素排出を減少するための取り組みを目の当たりにしました。

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各国代表の高校生たちに、科学技術振興機構 森本茂雄理事から修了証が授与されました。

 修了式の後は、各国の歌や舞踊が披露され、日本で過ごす最後のひとときを和やかに楽しみました。またいつか、留学生や研究者として再来日した彼らと再会することを、心から楽しみにしています!

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カラフルなストールを使った民族舞踊で魅了した、ブータンチーム
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中国チームによるパワフルなダンスと歌
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ガーナチームは、寸劇を交えながら国の紹介をしてくれました。
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ナイジェリアチームのパワフルなダンス
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各国の高校生たちも加わって盛り上がった、フィリピンチームのダンス
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自然豊かな国の紹介とともに、歌を披露したザンビアチーム