2023年度活動レポート(一般公募プログラム)第093号 (Aコース)
デジタルデンティストリーへのパラダイムシフトと少子高齢化対策
朝日大学からの報告
2023年12月4日から9日まで、朝日大学歯学部は「さくらサイエンスプログラム」の支援を受け、中国江西省の南昌大学口腔医学院から学生9名、教員1名の計10名を受け入れ、6日間にわたる研修を実施しました。
今回の招へいでは、「デジタルデンティストリーへのパラダイムシフトと少子高齢化対策」をテーマに掲げ、一足早く超高齢社会を迎えた我が国の最先端科学技術について、中国の研修生らに次世代医療への理解を深める機会を設けました。
研修では、本学での講義受講、併設医療機関の訪問を実施したほか、一般開業歯科医院で高齢者を含む地域に密着した歯科治療見学や各務原市の歯科技工所でITを活用した歯科治療の現場を見学しました。また、岐阜県日本中国友好協会会長、岐阜県庁、駐名古屋中国領事館を訪問し、日本での研修内容について報告しました。異文化体験では、岐阜城や名古屋城を見学し、日本の歴史や文化に触れ、日本独自の景観を楽しんでいました。
以下で、活動の一部をご紹介します。
1.朝日大学にて講義、実習を受講
本学歯学部近藤教授による「中国産プロポリスを用いたリンパ球の免疫力向上効果」や海原准教授による小児歯科学の講義、日下部准教授による「バーチャルシミュレーション(Simodont®やSIMROID®)の体験実習」を行いました。また、本学併設医療機関の見学では、中国出身の学生らと交流する機会を設けました。
2.一般開業歯科医院を見学
本学卒業生が開業している歯科医院を訪問し、地域に密着した歯科医療、高齢者への歯科医療について理解を深めました。日本の個人歯科医院を初めて見学し、学生らは熱心に質問していました。
3. 岐阜県日本中国友好協会会長敬訪問
岐阜県日本中国友好協会会長を表敬訪問し、今回の「さくらサイエンスプログラム」の研修意義と、歯科医療分野における両大学の教育的役割について説明し、杉山会長からは、岐阜県と江西省とのつながりについて説明があり、岐阜県と中国との益々の交流発展に期待を寄せられました。