2023年度活動レポート(一般公募プログラム)第064号 (Aコース)
インドネシアの学生が北九州市の環境管理システムを支える科学技術を学ぶ
北九州市立大学からの報告
2023年9月16日~9月22日、北九州市立大学ではさくらサイエンスプログラムの支援を受け、ディポネゴロ大学、パスンダン大学、マラン国立大学、北スマトラ大学、アイルランガ大学、アンダラス大学の計6校からインドネシアの大学生10名を受け入れ、北九州市におけるプラスチック廃棄物の高度なリサイクルや、回収システムを支える科学技術等を見学したり体験したりしました。
本事業では、北九州環境ミュージアムを訪問し、北九州市がどのように環境を管理しているかを学び、北九州エコタウンでは、北九州市がどのように省エネルギー、低コスト、低環境負荷の原則のもと、廃棄物を管理・処理、リサイクルしているかを学びました。また、北九州市のプラスチック資源化センターを訪れ、プラスチック製容器包装の積み込み、分別・圧縮の工程を見学しました。体験学習を通じて分別についても学ぶことができるようにプログラムを実施したところ、参加した学生も非常に興味を持ち、積極的にプログラムに参加していました。
また、市内の相島を訪れ、海洋ごみ、特にプラスチックごみの漂着について見学施設を通じて学びました。農業活動へのSDGsプログラムの適用と、農業活動からのプラスチック廃棄物の管理方法について北九州市立大学(ひびきのキャンパス)の学生とともに議論しました。
本事業を通じて、招へい者の学生は、プラスチックのリサイクルや管理システムなど、日本の高度な環境管理システムを支える科学技術、さらに北九州市立大学の技術的貢献について、深い理解と知識を得ることができたものと期待しています。
また、プログラム最終日に修了式を開催してプログラム参加者に修了証を授与しました。限られた時間ではありましたが、インドネシアの学生の皆さんと本校との交流を深めることができたと思っています。最後に、本プログラムの実施にあたり、多大なるご支援をいただきましたさくらサイエンスプログラムの関係者の皆様、また、プログラムにご協力をいただきました皆様に厚く御礼申し上げます。