2023年度活動レポート(一般公募プログラム)第032号 (Aコース)
持続可能な開発目標(SDGs)達成のための国際サマースクール in Hiroshima
広島大学からの報告
広島大学生物生産学部では、 JSTさくらサイエンスプログラムご支援のもと、アジア・アフリカの学生・教員を招いて国際サマースクールを令和5年9月11日から15日までの5日間にわたり開催しました。
同サマースクールは、統合生命科学研究科と国際交流協定校を中心とした海外大学の学生や若手研究者がグローバルな視野で知識と技術を共有することを目的に平成20年より開催しているもので、15回目となる今年度においても、「持続可能な開発目標(SDGs)達成のための国際サマースクール in Hiroshima」をテーマに、各大学から学生と共に教員を招へいすることで、実質的な共同研究始動の機会となりました。
【初日】
4ヶ国5大学から14名の教員・学生および、本学教職員・学生が一堂にウェルカムセレモニーに集いサマースクールが開始されました。キャンパスツアー、留学説明会、研究室ツアー、またウェルカムパーティーでは日本文化体験を通じて、参加者同士の交流を図りました。
【2日~3日目】
参加者の専門分野に応じた「サイエンスプログラムワーク」に参加し、受入教員、本学学生とともに実際に手を動かして先端科学技術を体験しました。
【4日目】
午前は、株式会社サタケを見学し、農学科学分野の社会実装を学び、外国人人材を積極的に採用して世界展開につなげている実態を知ることで、留学へのモチベーションをさらに高められたのではないでしょうか。
午後には、国際シンポジウムを開催し、17のSDGsのそれぞれに自らの研究がどのように貢献するか、課題は何かなど、招へい教員5名および本学教員1名の発表・質疑応答を通して議論を深めました。また同時開催のポスター発表では、招へい学生6名および本学の大学院生9名の研究発表が行われ、74名の教職員・学生が参加しました。
シンポジウム終了後には、フェアウェルパーティーが開催され、参加者へは島田学部長から修了証書と記念品が授与されました。教職員・学生アシスタントら総勢40名が参加し、参加者との別れを惜しみつつ、更なる交流を深めました。
【最終日】
世界遺産の平和記念公園、宮島・厳島神社を訪問し、広島が辿った唯一無二の歴史を俯瞰し、平和希求のシンボリックな都市に成長した過程を学ぶことにより、広島で学ぶ意義を深められたのではないでしょうか。
<各国からの参加者の感想(一部抜粋)>
- The International Summer School 2023 was an enriching and enlightening experience, providing valuable insights into various fields of study, fostering cultural exchange, and offering opportunities for hands−on learning. The program offered a diverse range of activities, from laboratory visits to symposiums and cultural interactions, making it a well−rounded educational experience.
- My sincere appreciation to Hiroshima University and the Japanese Government through the Japan Science and Technology Agency for allowing me the chance to welcome more possible foreign collaborators to my beloved Capiz State University.