2023年度活動レポート(一般公募プログラム)第012号 (Aコース)
先端デジタルトランスフォーメーション技術研修とその実践
長岡技術科学大学からの報告
2023年6月12日~18日にかけて、さくら招へいプログラムによりホーチミン市工科大学コンピュータサイエンス学部の学生7名を受け入れました。
◆研究室訪問
本プログラムでは、現地で学習しているコンピュータおよびIT技術に関わる内容がどのように今後の関連分野の発展に対して波及するのかを、電気電子情報系および情報経営システム系の研究・教育活動や設備見学、本学で取り組んでいる先端研究基盤共用促進事業(コアファシリティ構築支援プログラム)によるリモート分析機器を用いた実習などを通じて、最先端の科学技術に触れることにより体験しました。
プログラムに参加した学生は、日本の大学の研究開発環境やこのプログラムの後に続く日本でのインターンシップを通じて、どのようなキャリアを積んで日本での活躍を目指すのかを実体験から具体的に検討していきます。
◆長岡市長へ表敬訪問、日本企業との交流会(6月14日)
この日、招へい者の7名は長岡市長を表敬訪問し、本プログラムおよびその後に続く長岡市内やNagaoka Worker関連企業でのインターンシップを通じて自分自身の進路を明確にし、将来日本企業で活躍したいとの決意を述べました。その後、USEN SQUARE Nagaokaにて企業(10社)、招へい者の学生、本学ベトナムツイニング・プログラム生、海外実務訓練派遣予定日本人学生、本学教員を交えて「日系企業への就職を目指す短期留学生との交流会」を実施しました。交流会では活発な意見交換会が行われ、盛況に終えることができました。
◆長岡市内ツアー(6月18日)
プログラム最終日は、長岡市が主催した長岡市内ツアーに参加し、本学の日本人学生と交流しながら長岡の花火について学び、長岡の自然、文化などを体験することができました。
本交流を通じ、本学の日本人学生は海外派遣前に海外に対する見聞を深め、日本で活躍したい招へい学生は日本に対する理解を涵養することができました。
さらにこれらの活動を発展させるため、今後も海外の拠点大学、産業界、地域自治体と協働で、グローバル社会を牽引する実践的技術者育成を目標とした国際産学連携事業、国際交流事業を展開していきます。