2022年度 活動レポート 第173号:崇城大学

2022年度活動レポート(一般公募プログラム)第173号 (Aコース)

AI/IoT技術を活用したもの作り研究開発体験プログラム

崇城大学情報学部からの報告

 さくらサイエンスプログラムの一環として、令和4年12月13日~12月19日(7日間)にタイのプリンス・オブ・ソンクラ大学プーケット校(Prince of Songkla University, Phuket Campus)から10名(教員1名、学部生9名)を崇城大学情報学部情報学科に迎えました。
 「AI/IoT技術を活用したもの作り研究開発体験プログラム」というテーマで本学が産学連携研究開発を行っている福祉介護・IT農業・スマートファクトリ等を対象とした高度なAI/IoT技術を活用したもの作りの紹介、文化体験、企業訪問やワークショップを実施しました。

<学内見学>

 崇城大学ものづくり創造センター(SUMIC)や情報学部の研究室(5研)を見学し、スマートハウス、電気自動車、ETロボコン、AI/IoT等の先端技術を活用したもの作りの紹介や小型ロボットを使った操作を体験しました。活発な質問と疑問解決ができる充実感あふれる見学となりました。

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崇城大学ものづくり創造センター(SUMIC)見学

<AI/IoTワークショップ開催>

 崇城大学の学生ら(11名)も参加し、課題解決型学習(PBL)をプロジェクト形式で実施しました。情報学部の亜原理准教授からAI/IoT、センシング、ヒューマンインタフェースの技術を生かした農業・社会インフラ等を対象とした産学連携研究開発に関する複数のトピックを紹介し、5つのグループで技術的課題を掘り下げ、その解決にいたるためのアイデア出しを行いました。成果発表会では各グループから発表を行い、4名の評価委員からグループ毎の評価を頂きました。
 グループディスカッションや成果発表会は、全て英語で実施したため、双方の学生らのコミュニケーションスキル向上にも繋がったと考えます。このように単なる座学・視察にとどまらず、ワークショップ形式で学びの効果を大きく高める工夫をしているのが本交流の特色の一つであります。

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ワークショップ実施風景
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成果発表会終了後

<企業訪問>

 崇城大学発ベンチャー企業である「株式会社フュージョンテク」を訪問しました。企業担当者からAI/IoT技術を活用したプロジェクト(5件)が紹介されました。その後、AI技術を実装した検査装置の実機による実演デモも行いました。先端技術の研究開発に加えて、モノづくりプロセス、プロジェクト管理、ハード・ソフト開発プロセスについても理解を深めてもらいました。

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株式会社フュージョンテク訪問

<水前寺成趣園見学>

 熊本市内にある水前寺成趣園を訪問し、着物着付けやお茶会を体験しました。参加者全員、着付けは初めてでしたが上手に着ることができました。

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水前寺公園見学

 さくらサイエンスプログラムの支援により、これまでに3回、各回にプリンス・オブ・ソンクラ大学プーケット校(PSU)から9名の学生らが崇城大学を訪問いたしました。平成29年6月には、崇城大学は同校と大学間協定を締結いたしました。今後も国際交流を深める事業に積極的に参加するように努めてまいります。