2022年度 活動レポート 第169号:朝日大学

2022年度活動レポート(一般公募プログラム)第169号 (代替オンライン)

歯科医学分野におけるSociety 5.0で実現する社会を目指して

朝日大学からの報告

 2023年2月20日、JST「さくらサイエンスプログラム」の支援を受け、本学歯学部の姉妹校協定校である北京大学口腔医学院と朝日大学および姉妹校・明海大学の歯学部教員・学生らが、オンライン交流を行いました。

 今回の交流は、新型コロナウイルス感染拡大による国際情勢から実際の学生短期研修の実施が困難な状況下のため、3大学の交流の継続・発展を願うと共に、学生同士の親睦を深め、両国の文化や歯学教育の理解を図る目的で開催されたものです。
 本学からは、大友克之学長、永山元彦 歯学部国際交流委員長、歯学研究科大学院生および国際化推進室員らが参加しました。

 冒頭には、各大学の学長から挨拶があり、北京大学口腔医学院の郭 传瑸(Chuanbin Guo)院長、李 铁军(Tie−jun Li)副院長らと、久々の交流の喜びを分かち合いました。

 今回のオンライン交流テーマ「歯科医学分野におけるSociety 5.0で実現する社会を目指して」では、これまでの学会レベルでは知識や情報が与えられてもそれらがなかなか共有されなかった情報社会(Society 4.0)から、知識や情報の共有と横断的な解釈ならびにその機敏さ(agility)を備え得るInternet of Things(IoT)を駆使したSociety 5.0へのステップアップとして、各大学で準備された分類困難な疾患の検討をバーチャルスライド等による提示とともに、WHO疾患分類の改訂に伴う最新の知識共有を行い、双方の大学から活発な質疑応答をし合う姿が見られました。

 朝日大学は北京大学口腔医学院と1984年に協定を締結して以来、35年以上にわたり学生相互派遣交流や客員研究員の受入れなど積極的に交流を展開しており、今後も同校との友好・交流の一層の発展を目指します。

活動レポート写真1