2022年度活動レポート(一般公募プログラム)第128号 (Aコース)
離島診療を通じて体験する先端医療機器を応用した出張型歯科診療
鹿児島大学からの報告
2023年1月15日から1月20日の日程で、「さくらサイエンスプログラム」の支援を受けて部局間の学術交流協定校である台湾・高雄医学大学歯学部から学生3名を招へいし、プログラムを実施しました。本プログラムでは、本学大学病院の見学、離島巡回歯科診療で使用する移動型歯科診療用ユニットや離島の歯科医院の見学を行いました。
【1日目】
予定通りに鹿児島まで到着を確認する際に、学生3名と挨拶を兼ねて本プログラムの確認を行いました。事前オンライン交流で顔合わせはしていましたが、実際に対面するのは初めてとなります。
【2日目】
午前中は、開校式、オリエンテーションを行った後に、本学大学病院の見学を行いました。保存科と顎顔面放射線科を中心に見学をしました。顎顔面放射線科では、歯科用のCBCTをはじめ様々なX線撮影機器やそれらの画像診断について、担当教員から説明が行われました。午後は、保存科外来について説明した動画を用いて、午前中に見学した内容について振り返りを行いました。途中で、本学学生が休憩時間に訪れて学生同士の対面での交流が深まりました。
【3日目】
鹿児島県内の離島の歯科事情や文化を学ぶために、徳之島へ移動しました。徳之島では伊仙町民俗資料館、徳之島町立郷土資料課を訪問して、奄美群島を中心とした歴史や文化について学びました。翌日に見学を予定している歯科医院の医院長との挨拶も行いました。
【4日目】
徳之島町にあるふとり歯科医院を見学して、離島における歯科事情や訪問診療に関して説明を受けました。台湾も日本と同様に高齢化が進んでいるものの、ポータブル型歯科診療ユニットはまだ普及していないため、3名の学生が非常に興味を持っていることが印象的でした。
【5日目】
午前中に離島歯科巡回診療で使用する移動型歯科診療ユニット(こじか号:歯科巡回診療車)を見学しました。鹿児島県歯科医師会で管理を担当されている方がとても親切で、実際に使用する状態にまで設定してくださったので、初めて目にする学生はより理解が深まりました。
午後は、本プログラムに関する成果報告において教育委員長、学生海外研修実施部会メンバーとともに活発な意見交換を行いました。学生からは今後も来日して研究を行いたいことや自国において、今回学んだ最新機器を紹介したいなどの意見が得られ、本プログラムの実施により、相互間における歯科医療・共同研究体制の発展につながりました。
最後に教育委員長から修了証が授与され、本プログラムを終了しました。
本プログラムの実施にあたり、ご協力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。また本プログラムを支援してくださいました「さくらサイエンスプログラム」に厚く御礼申し上げます。