2022年度活動レポート（一般公募プログラム）第054号 （Aコース）
タイの大学生が都市工学、情報工学、医用工学分野の技術を体験
東京都市大学理工学部 医用工学科
教授 京相 雅樹さんからの報告
2022年10月23日から10月29日の7日間、連携協定を締結しているタイのタマサート大学SIIT(Sirindhorn International Institute of Technology)より、都市工学を学ぶ学生3名と電子・情報分野を学ぶ学生7名、計10名の学生と各分野の教員を招いて、東京都市大学世田谷キャンパスの建築都市デザイン学部都市工学科、情報工学部情報科学科、理工学部医用工学科に所属する8つの研究室に別れ、研究室における技術体験プログラムを実施しました。
10月24日は午前中から、全体ガイダンスを実施しました。まずは東京都市大学について知っていただくとともに、東京都市大学で実施している国際プログラムについての紹介を行い、さらにキャンパスツアーを行って学内を案内しました。午後に各研究室に分かれ、指導される先生方ごとに作成したプログラムにしたがってそれぞれの技術体験がスタートしました。たとえば医用工学科生体計測工学研究室に配属された2名はまず、研究室の学生と懇談して親睦を深めながら互いの学生生活について情報交換し、そのあとで滞在中に完結でき、かつ参加者の興味を喚起するような技術的体験の内容を担当教員と相談しながら決めていきました。
10月25日から27日までの3日間は研究室における活動を行い、担当教員や研究室の学生とコミュニケーションを取りながら実験、実習や議論を行いながら最終報告会でのプレゼンテーションに向けて活動を行いました。また本プログラムの一つとして、東京のスポットを訪れて写真を撮影してもらい、成果報告会で発表してもらうミッションを課しました。参加者は研究室での技術体験活動の合間に、研究室の学生からの情報を得て、また時には研究室の学生が同行して東京や周辺の街を散策し、日本の文化に触れる活動を行いました。
10月28日には最終報告会を実施し、参加者一人一人が本プログラムで体験した事についてプレゼンテーションを行いました。こちらからは、プレゼンテーションの内容として、研究室における技術体験の内容はもちろん、東京のスポットで撮影した写真や食べ物の写真など、文化に関する報告も含めてもらうようにお願いしました。8つの研究室に分かれて活動していたこともあり、各参加者のプレゼンテーションはともにバリエーションに富んだ興味深い発表になっており、参加者が非常に充実した数日間を過ごしたことが見て取れました。
