2022年度活動レポート(一般公募プログラム)第046号 (Aコース)
バイオものづくりを支える酵素科学と持続可能社会への貢献
大阪大学 生物工学国際交流センターからの報告
大阪大学・生物工学国際交流センターでは、アジアの次世代を担う若い学生らに対し、わが国のバイオテクノロジー産業がいかにSDGsの達成に貢献しているかを理解いただくべく本プログラムを企画・実施いたしました。バイオテクノロジーがカバーする幅広い産業分野のうち、今回のプログラムでは酵素科学に焦点を当てました。酵素科学への理解と関心を養うための講義や実験を実施したほか、酵素製造企業の研究所と工場を訪問し、産業用酵素の開発と生産の現場を見学・体感してもらいました。本プログラムには、アジアの6か国(ブルネイ、インドネシア、ラオス、マレーシア、モンゴル、台湾)から、9名の学生が参加いたしました。
【1日目】2022年11月13日(日)
関西空港到着→宿舎へ移動
【2日目】2022年11月14日(月)
AM 大阪大学生物工学国際交流センター(大阪府・吹田市)にて、オリエンテーション
PM 大阪大学生物工学国際交流センター(大阪府・吹田市)
講義1:(本田孝祐教授・大阪大学生物工学国際交流センター)
「酵素科学の基礎と産業利用」
実験1:「バイオマス分解酵素生産菌の探索」
【3日目】2022年11月15日(火)
天野エンザイム株式会社イノベーションセンター(岐阜県・各務原市)
見学会1:「産業用酵素の開発現場見学」
【4日目】2022年11月16日(水)
AM 講義2:(宮崎健太郎特任教授・大阪大学生物工学国際交流センター)
「進化工学による酵素の機能改良」
実験2:「バイオマス分解酵素生産菌の培養」
【5日目】2022年11月17日(木)
AM 講義3: (栗栖源嗣教授・大阪大学タンパク質研究所)
「タンパク質構造研究の基礎」
見学会2:大阪大学タンパク質研究所
「タンパク質構造解析設備の見学」
PM 交流会: 大阪大学にて就学中の留学生を交えた交流会・留学相談会
【6日目】2022年11月18日(金)
研究成果発表会・修了証書授与式