2022年度 活動レポート 第17号:桜美林大学

2022年度活動レポート(一般公募プログラム)第017号 (Aコース)

withコロナ時代の公共交通の在り方について考える

桜美林大学からの報告

 桜美林大学ビジネスマネジメント学群は、今年度、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の2022年度国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)に採択され、JSTご支援のもと、「withコロナ時代の公共交通の在り方について考える」をテーマに、海外協定校等の学生・教員を招いて2022年9月5日から9日までの5日間にわたりプログラムを開催しました。新型コロナウイルスのパンデミックが続くなか、感染拡大防止に細心の注意を払いながら実施いたしました。

 初日の5日はプログラム全体のオリエンテーションで、自己紹介を行った後、新宿キャンパスの国際交流を促進する学生団体Buddy'sによる新宿キャンパスのキャンパスツアーなどを行い、学生間の交流を深めました。

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新宿キャンパスにて

 午後はお台場にある日本科学未来館を訪問し、いま世界に起きていることを科学の視点から学ぶことができました。

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日本科学未来館にて

 2日目の6日は空の公共交通機関運営会社となるJAL本社を訪問。JAL Innovation Labにて、コロナ禍で便数が激減するなかで検討が進められていたwithコロナ時代のJALの戦略やDXの取り組みについて話を伺うことができました。またその後、通常は立ち入ることができない、Integrated Operations Controlに入室が許可され、1日に何百便ものJAL便をどのようにコントロールしているかを学びました。

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JAL本社にて

 午後は陸の公共交通機関運営会社となるJR東日本の社員の方より、JR東日本の総合戦略の講義を受けました。特に、COVID-19により客足が大きく減ったことなどから、withコロナ時代の鉄道施策や駅周辺の再開発、鉄道以外の生活スタイル提案、ESGマネジメントなどについて理解を深めました。

 3~4日目となる7~8日は山梨県を訪問。山梨県立リニア見学センターでは、最新技術を集積し開発が進められているリニアモーターカーの仕組みや使われている最新技術、リニアモーターカーが開通することによる利便性などについて知識を深めました。

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山梨県立リニア見学センターにて

 また、西湖いやしの里根場も訪問。あいにくの雨模様となり、富士山は望めなかったものの、古き良き日本の原風景を見ることができました。東京に帰京後はBuddy'sによる学生のみでの渋谷・原宿フィールドトリップへ。日本の原風景を見たあとだったため、日本の新旧文化の良さをそれぞれ認識するフィールドトリップとなりました。

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 最終日となる9日はスリランカ、台湾、そして桜美林学生の混成チームでのグループプレゼンテーションを行いました。それぞれのチームがこの5日間+事前のオンラインプログラムで学んだことを自国の公共交通機関と比較しながらグループでまとめ、発表することで、日本の公共交通の安全性や時間の正確さ、おもてなし精神やコロナ前後での戦略の違い、withコロナ時代の公共交通のあるべき姿などの理解を深めました。

【参加者からの感想(一部抜粋)】

  • As a young individual who is very passionate about Japan and its culture I feel super honored to have gotten the opportunity to visit my dream country. Few of the most interesting parts of the visit was the Miraikan Japanese science exhibition and the visit to the Japan Airlines innovation lab and head office. These two occasions taught me a lot regarding the strengths of Japan. As a huge fan of the Japanese culture (especially an anime fan) I was thrilled to explore the country. I believe this opportunity was an eye opening opportunity that gave me a new perspective as to what more should be done in our mother country as well. I was inspired and empowered by the hard work and dedication of the Japanese citizens. I'm truly grateful for everyone that made this opportunity happen. Also, I would like to take this opportunity to thank Japan for the amazing hospitality shown to us, especially I'm so grateful to the Sakura Science exchange program , the Japan Science and Technology Agency (JST), as well as the host J.F. Oberlin university, for allowing us to witness and embrace the authentic Japanese "Omotenashi". Lastly, but not the least, I would like to add "「このプログラムを通じて、スリランカと日本の有効がさらに深まるコトをお願いしています。」"
  • It was a great honor to be able to participate in this event! Thank you for organizing this event, I was able to learn more about Japanese culture and transportation. I hope that I can provide more opinions to the relevant organizations and share them with the students in my department. I hope you can continue to promote this activity, not only to share the knowledge of Japan, but also to promote communication!