2022年度 活動レポート 第13号:茨城県立医療大学

2022年度活動レポート(一般公募プログラム)第013号 (Aコース)

日独医療大学交流教育プログラム

茨城県立医療大学からの報告

 さくらサイエンスプログラムにて、ドイツ ボーフム健康科学大学から9名(学生8名+引率職員1名)を招へいいたしました。今回を起爆剤として本学の国際交流の促進を図って参りたいと考えております。

看護学科

【看護学科の紹介、日本の看護制度、日本のナーシングケア/ヘルスケア、高齢者のシミュレーション体験】

 日本での看護師・看護学の概要等を講義していただき、ドイツの看護学との違いや日本独特の制度等を知ってもらいました。日本の介護食の説明や小豆を使ってのはしの使い方体験を通じ、日本独自の高齢者対応実習体験をしました。

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助産学専攻科

【助産学専攻科の概要、日本の助産師制度とマタニティケア体験、学生発表(宗教と助産の関係・日本の産育習俗―茨城県)】

 ドイツとは違った日本独特の助産学の実習講義を受け、参加者は大いに学習することができました。特に、日本の風習・習慣に根付いた伝統的助産学と食文化の関係で、「ぼたもち・おにぎり」の作り方や試食を通じて、茨城県の助産学習慣や日本食の面白さも知ることができました。

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理学療法学科

【理学療法学科の紹介、理学療法学科の授業⾒学、装着型ロボットスーツ HAL および HONDA 歩⾏アシスト等の紹介と体験】

 日本の理学療法学の歴史から最先端技術、日独の理学療法学の違いを学びました。日本人学生との協働実習を通じて、お互いのコミュニケーション力を発揮し、相互交流もできました。また、アシスト技術に関する講義や実地体験により、装着型ロボットスーツ HALのサイバーダイン社訪問に繋がる大切な知識を共有しました。

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作業療法学科

【作業療法学科の紹介、箸操作自助具のデザインと3Dプリンタ印刷体験、七宝焼き、日本食作りを通した箸操作自助具体験】

 本学作業療法学科の留学生プログラムを基に、PCでの箸操作自助具のデザインや七宝焼き、ドイツではすることができない日本独特の貴重な体験しました。本学学生のサポートで作業もはかどり、円滑で活発なコミュニケーションも取れ、充実した研修ができました。また作成した自分の箸操作自助具を使い、実際に、日本食を試食もしながら、学びの多い実習となりました。

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放射線技術科学科

【日本の診療放射線技師,教育/臨床の紹介・日本のRT事情,病院業務などの紹介】

 放射線技術科学の最先端技術と日本での診療放射線技師の役割の重要さを学びました。また、CT/MRIなどの最先端設備器具はドイツ製のものが多くあり、日独の医療の関係の密接さを改めて知ることができました。今後、両大学における放射線技術科の新たな展開が期待されます。

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企業訪問 サイバーダインスタジオ見学

 本学理学療法学科のご指導を踏まえて、企業理念やHALの講義をいただきました。最先端のロボット技術を駆使し、未来の医療技術の発展に貢献する様々な課題を知ることができました。最先端の技術を持ったHAL体験も全員で行い、ドイツでの実用例を参考に、世界への普及と同時に、医療現場での様々な可能性を感じました。

SSP 成果発表会・修了書授与・意見交換会

 HSG(ボーフム健康科学大学)4学科(Nursing, Midwifery, Physiotherapy, Occupational Therapy)の成果発表が英語で行われ、研修を通じて得られたこと(HSGの各学科紹介・IPUHSの教育、日独の教育及び各専門教育の違い、日本文化および日本人ついての印象、将来に向けた交流の提案等)について発表していただきました。その後、質疑応答があり、お互いの意見交換がありました。松村学長よりSSPの修了書授与があり、更に意見交換会では、先生方や学生たちとの熱心な交流で楽しい時間を過ごすことができました。

創療祭参加・学生交流会

 茨城県立医療大学創療祭に参加し、ボーフム健康科学大学の出展を行い、大学紹介およびドイツに関することを来場者に説明しました。最後に、今後の学生同士の交流の発展を誓い、茨城県立医療大学のSSP研修を終えることができました。これからも「さくらサイエンスプログラム」の発展と共に、日独医療研究及び医療系大学交流に貢献して参りたいと存じます。

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