2022年度 活動レポート 第3号:新潟大学

2022年度活動レポート(一般公募プログラム)第003号 (オンライン)

アジア4カ国の学生と実施したハイブリッド型のオンラインプログラム

新潟大学からの報告

 2022年8月9日~31日まで、メコン地域の協定締結大学(王立プノンペン大学(カンボジア)、ラオス国立大学(ラオス)、チュラロンコン大学(タイ)、ハノイ工科大学(ベトナム))から学生11名が参加して、新潟大学の学生10名と共に、「裾野産業技術に関する国際協働・課題解決型の実践研修」をテーマにオンラインプログラムを実施しました。当初は、協定大学の学生の渡航受入を計画していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響に鑑み、代替オンライン交流に切り替えて実施しました。新潟大学の学生は大学に集まり、メコン地域の学生はオンラインで参加するハイブリッド型の取組となりました。

 本プログラムでは、学年・分野・国籍混合の学生5人程度の小グループを組織し、新潟県燕市の企業の協力により、課題解決型グループワーク(GW)を国際オンライン協働学習(Collaborative Online International Learning: COIL)の手法を用いて産学連携で実施しました。

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ガイダンスでの顔合わせの様子

 スケジュールの概要は以下のとおりです。

8月9日~18日 非同期型事前交流(ITツールのセットアップ、オンデマンド講義、事前自己評価等)
8月19日(金) ガイダンス、アイスブレイク、活動内容理解のためのオンラインGW
8月22日(月) 企業訪問・市場調査による状況把握、仮説構築のためのオンラインGW
8月23日(火) オンラインGW(継続)、全体でGWの結果を共有
8月24日(水) 企業とのオンライン会議による仮説提示、仮説の改善
8月25日(木) 企業訪問・市場調査で仮説検証に要す情報を収集、課題解決提案のオンラインGW
8月26日(金) 企業とのオンライン会議による提案提示、提案の改善
8月29日(月) オンライン中間発表会、発表内容修正のオンラインGW
8月30日(火) 最終発表準備とオンライン最終発表会
8月31日(水) 学びの振り返りオンラインGW、プログラム終了後のオンライン懇親会(オンラインでのフリートークによる異文化交流)
終了後(9月中) 事後学習(レポート、事後自己評価等)

 具体的な取組課題として「燕市の産業技術を各受入機関の所在国に展開することで、当該国のSDGs課題解決の提案を行うこと」を目指し、学生達は日本と海外のそれぞれで調査を行い、それをオンラインによるグループワークでまとめていきました。日本側では企業への直接訪問を行い、企業から詳細な情報を得るとともに、実際に商品・サービスを目にすることで、理解を深め、その情報を海外側と共有しました。一方海外側では、当該国における類似製品の状況や日本とのSDGs関連課題の違いを調査し、それを踏まえて、企業製品の当該国への展開とSDGs課題を同時に解決できるアイデアとその実現のための課題について、グループ毎に検討・改善を繰り返していきました。

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取りまとめた内容を他グループと共有

 最後には、取りまとめた提案と課題について、企業と各所属大学教職員が参加した最終発表会という形でプレゼンし、最終日には、プログラムで得た学びについて振り返り学習を行いました。振り返り学習終了後は、オンラインでのフリートークの時間を設けました。そこでは、本プログラムの課題達成を称え合うと共に、お互いの国の社会文化背景に関する情報交換を行うことで、懇親を深めました。参加した学生からは、英語コミュニケーションや異文化理解だけでなく、課題解決能力や国際協働力、分野融合的視点といった能力を向上することができたとの声が聞かれ、本プログラムの目的を達成することができたと感じています。

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参加学生がハイブリッドで集合写真

 本プログラムの実施に当たっては、JSTさくらサイエンスプログラム、公益社団法人つばめいと、並びに燕市内の企業の皆様方から、多大なご支援とご協力を賜りました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。