2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第087号 (代替オンライン)
世界的に活躍できる人材の育成を目的とした日中オンライン交流
岡山大学異分野基礎科学研究所
教授 西原 康師さんからの報告
本プログラムでは、コロナ禍のため、令和4年1月11-12日の2日間、オンラインにて中国の西安交通大学との交流を行った。本事業の実施により、将来、当該分野で世界的に活躍できる人材の育成を目的としている。岡山大学大学院自然科学研究科の博士前期課程および後期課程の大学院生として入学してもらうことも目的の1つである。
【開会式】
1日目の午前中は、各々の大学、大学院、研究所の紹介を両校の教員が英語で行った。
プログラムは以下のとおり。
・開会の挨拶 | 西原康師(岡山大学異分野基礎科学研究所) |
・開会の挨拶 | 韋 学勇 (西安交通大学 国際部) |
・化学学院の紹介 | 張 志成 (西安交通大学化学学院・黨委書記) |
・物理学院の紹介 | 赵 永涛 (西安交通大学物理学院・副院長) |
・前沿科学技術研究院の紹介 | 何 刚 (FIST 研究院・副院長) |
・岡山大学の紹介 | 鈴木孝義(岡山大学・副学長) |
・異分野基礎科学研究所の紹介 | 久保園芳博 (前研究所長) |
・留学について | 久保園芳博 (前研究所長) |
・質疑応答、その後、全体写真撮影 |
留学についてのフリーディスカッションでは、中国人学生、特に学部生からは留学に必要な財政的支援や学位を取得するための条件などについての質問が多く出された。
【教員による講演会】
昼食後、オンラインにて教員が各専門分野の研究成果について1人25分の持ち時間で英語による講演を行った。
岡山大学、西安交通大学からそれぞれ4名の教員が最新の研究内容を発表し、活発な交流を行うことができた。
【キャンパスの紹介】
2日目の午前中は、ライブ映像と事前に撮影した動画を活用して、岡山大学、西安交通大学それぞれの大学院生がキャンパスの様子を紹介した。
【学生による発表】
2日目の午後からは、学部4年生、博士前期課程および博士後期課程の大学院生による研究発表をオンラインで行った。岡山大学、西安交通大学からそれぞれ6名ずつが(博士後期課程の大学院生:20分、博士前期課程の大学院生:15分、学部4年生:10分)発表を英語でおこなった。オンラインではあったが、聴衆が発表学生に対して活発に質問し、研究の内容について討論した。
本プログラムに参加した学部学生や大学院生は、将来、国外の大学院へ進学する可能性が高い。西安交通大学の学部生および博士前期課程の学生には、岡山大学の博士後期課程の学生として是非入学して欲しいという私の閉会の辞により締めくくり本事業は成功裏に終了した。