2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第080号 (代替オンライン)
台湾・大同大学とのオンライン交流
東京都市大学からの報告
東京都市大学と台湾・大同大学はMoUを締結し、共同研究の促進、本学海外インターンシップの増強、大同大学研究者と本学研究者との共同研究など、多方面にわたる教育・研究上の活性化を目指しています。2019年より、「超スマート社会の実現に向けた基盤技術の修得と課題発見」をテーマとして交流(対面・オンライン)を実施してきましたが、今年度は新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け2022年1月25日にオンライン・シンポジウムを開催しました。台湾側19名、日本側9名の教員・学生が参加しました。
本シンポジウムでは、「コロナ禍における本学および大同大学の近況報告」をはじめ、本学からは、1.人間情報システム 2.産業システム 3.人工知能 4.知的経営システム の4分野から最近の話題に触れた特別講義を行いました。また大同大学からは台湾におけるAIを活用した実証実験の発表があり、“超スマート社会”を実現するために、日本や台湾の社会問題を認識し、ビッグデータやAIなどの手法を用いて問題を解決するために必要な基礎技術や研究事例を学びました。最後に「学生による研究発表」を行いました。限られた時間の中でしたが、本学での研究事例と台湾・大同大学での研究事例の発表では、分野を横断した非常に活発な討議が行なわれ、今後の共同研究に向けて大きな一歩を踏み出しました。コロナ後に台湾・大同大学で、再会と研究交流会の開催を約束しました。
本交流は、双方の学生にとっての基盤技術の修得と知識の獲得だけでなく、さらなる教育・研究上の多方面にわたる交流の進展と深化を図ることができる機会となりました。本学では、今後も大同大学と連携を密にし、継続的に教育研究交流を続け、更なる関係強化に努めて参ります。
最後に、本プログラムを実施するにあたり、多大なご支援を頂くとともに、交流のきっかけを与えくださった関係者の皆様に感謝申し上げます。