2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第066号 (代替オンライン)
持続可能なエネルギー開発の現状と問題を学ぶ2021
~愛媛県とインドネシアゴロンタロ州をオンラインでつないで~
愛媛大学 社会共創学部からの報告
愛媛大学では、さくらサイエンスプログラムのオンライン交流支援を受け、インドネシアの国立ゴロンタロ州大学と2020年10月9日から10月30日の期間で『持続可能なエネルギー開発の現状と問題を学ぶプログラム』を実施しました。
今回は、【持続可能なエネルギー開発】というインドネシアにおいて極めて重要な課題に焦点をあてました。昨今、全世界で喫緊の課題である環境問題ですが、とくに地球温暖化への対策を訴えるドキュメンタリー映画「不都合な真実」1と2を視聴し、本学の教員による特別講義を実施し、様々な観点から温暖化問題について議論を深めました。世界中で起こっている気候変動に対する危機意識を確認し、持続可能な地域社会と環境問題について理解を深め、その解決のための課題を探索しました。
また、本事業と並行して、愛媛大学社会共創学部では、リモート海外フィールド実習を実施しており、その中で、両大学の学生はオンライン交流を進めています。1) 自然環境、2) 地域の環境・文化、3) 生活をテーマに、お互いの地域でフィールド調査を実施し、その結果を映像にまとめて紹介して意見交換を行っています。オンライン交流を通して、お互いの国が抱える問題を発見し、持続可能な地域社会とエネルギー問題について理解を深めています。オンライン交流は継続中で、愛媛大学社会共創学部から11名、ゴロンタロ州大学は、教育学部、経済学部、工学部、法学部、理学部から26名の参加がありました。2月には報告会も実施予定です。
将来、さくらサイエンスプログラムにより、インドネシアから学生の招へいが可能となれば、本オンライン交流にて得た経験が生かされ、当初のプログラムの目的がより深く達成されると期待されます。
最後になりましたが、2020年度に続いて新型コロナウイルス感染症拡大の中、科学技術振興機構のさくらサイエンスプログラムによりオンライン交流ができたこと、感謝いたします。