2021年度 活動レポート 第64号:三重大学

2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第064号 (オンライン)

次世代情報通信・エネルギーを支えるアジアン・マテリアルズ・ネットワークの構築

三重大学大学院工学研究科からの報告

 2022年1月5日から6日までの2日間、オンラインによるさくらサイエンス「次世代情報通信・エネルギーを支えるアジアン・マテリアルズ・ネットワークの構築」プログラムを実施しました。今回で、オンライン企画も含め、5回目の開催となり、本学およびインドネシアの大学・研究機関との大学院生・若手研究者間の交流が深まりました。今回は、バンドン工科大学から6名、ガジャマダ大学から9名、国立研究革新庁(BRIN;旧LIPI)から5名、本学から11名の学生・若手研究者が参加しました。

 初日は、過去、現在、未来をテーマにした国際交流に関する企画紹介、参加者全員の自己紹介、参加学生の地域・大学紹介によるオープニングで開始し、学生・若手研究者間の国際交流を深めるきっかけになりました。引き続き、本研修主題であるマテリアルズデザイン(材料設計シミュレーションについて)の現状を紹介するとともに、シミュレーション利用のための計算機・ネットワークに関する初歩の実習を始めました。参加者全員が本学にある計算機サーバにログインし、ネットワークの強みでもある共同でのシミュレーションが実現できました。分子中の原子間に働く結合エネルギーを参加者全員で求めてみました。

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オープニングの様子
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材料設計シミュレーションの講義の様子

 2日目には、固体物質の電子構造シミュレーション方法の学習、シミュレーション結果による原子や電子分布の可視化、本格的に電子デバイス材料のバンド構造や物理的性質など、より専門的な電子構造シミュレーションを行い、当該分野の技術を修得しました。インドネシアとの時差は2時間ではありますが、深夜までシミュレーションを自習する学生も多数見られました。

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共同でのシミュレーション実演と成果

 最後に、参加者全員から成果と感想の発表会を行い、本企画に対して大変満足する感想も得られました。先方大学の学生から本学への海外インターンシップや留学等の希望が聞かれただけではなく、本学学生における海外志向への意識の向上にも繋がりました。また、先方大学・機関の教員を交え、オンラインを活用した教育(COIL授業など)活動や共同研究に関する情報交換を行い、持続的な国際的共同教育・研究の仕組み発展を確信することもできました。最後に、貴重な機会を与えてくださった「さくらサイエンスプログラム」にお礼を申し上げます。

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https://www.cc.mie-u.ac.jp/~ndesign-nakamura/meeting/meeting_20220105_sakura.html