2021年度 活動レポート 第50号:北陸先端科学技術大学院大学

2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第050号 (オンライン)

マレーシアのエネルギー・環境に関する共同研究プログラム

北陸先端科学技術大学院大学からの報告

本学では将来の新たな共同研究を見据え、2021年12月8日、9日の日程で、マレーシア国民大学(UKM)、マレーシアマラッカ技術大学(UTeM)およびマレーシアパハン大学(UMP)からの学生9名、ポスドク1名を中心に計16名で代替オンライン交流として、オンライン合同ワークショップを実施しました。

本交流の趣旨はマレーシアの環境問題解決のためのマテリアル開発を核に、国際共著論文成果に繋がる新たなプロジェクトを創出する機会を得ることで、共同研究による大学間連携を強化するとともに、マレーシアからの参加学生が日本の大学院に進学する機会を提供することを目的としています。

合同シンポジウムは、3つのセッションで構成されました。まず、参加した学生や研究員と本学教員および学生が交流の機会を得るために、研究紹介や質疑応答が行われました。次に電気化学分野や計算化学分野の講義が本学側教員4名によって実施されました。最後に各大学の交流担当者と本学教員を交えて、将来の新たな共同研究や学生の交流計画について意見交換を行いました。今回は、オンラインでの実施とのことで、渡日予定だった学生および研究員だけでなく、マレーシアの研究グループの学生や研究員にもご参加いただきました。

マレーシアの学生からの発表内容は、先端材料を用いた次世代リチウムイオン電池、スーパーキャパシタ、ペロブスカイト型太陽電池、有機太陽電池などのエネルギー・環境に関連したもので、本学教員および学生との時間をかけた討論がなされました。また本学側からは、燃料電池の基礎や計算化学によるイオンの拡散係数の検討、高速充放電が可能な次世代蓄電池、蓄電池の界面デザイン、超高耐熱バイオプラスチックの開発についての話がありました。

交流プログラムを通して、これまでの研究交流に加え、新たな共同研究の芽を見出すことができたため、有意義な2日間の交流となりました。今後、共同研究による大学間連携の強化やより活発な人材交流が期待されます。本プログラムをサポートいただいたJSTの皆様に御礼申し上げます。